やはり狙いは有価証券、年金資産、そして不動産投資信託となろう。

[22日 共同通信]住友信託と中央三井、経営統合へ 日本最大の信託G誕生



住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングス(HD)は22日午前、それぞれ臨時株主総会を開いた。


持ち株会社方式での両社の経営統合を承認、2011年4月に総資産などの規模で信託トップの三菱UFJ信託銀行を上回る日本最大の信託銀行グループが誕生する。



信託業界は、みずほ信託銀行を加えた3グループに集約される。



統合は両社の株式交換で実施。持ち株会社は中央三井トラストHDを衣替えして「三井住友トラスト・ホールディングス」とし、住友信託株1株に対し持ち株会社株1・49株を割り当てる。



中央三井の田辺和夫社長(65)が持ち株会社の社長に就任する。

信託主要分野において国内首位となる新会社(三井住友トラスト・グループ)は国内最大手の信託グループとして存在感を見せ付けよう。


信託業務とは、他人財産を自己の名義として預かり、自己の財産と分別管理する機能がある。


その結果、メガバンクに比べ預金等による金利収益の比率が少なく、手数料収益や利益感応度が相対的に高くなる。


今後、再びコングロマリット化の流れがクローズアップされそうだ。