先日、祖母が転倒し入院したと、伯母から連絡があった。
熱が出て、頭から倒れたということだった。
深刻なのは、「肝臓が膿んでいること」だという。
もう連絡を取るつもりではなかった伯母に電話をした理由を
「もう高齢な祖母に対する医療を断ったため、
祖母の先が長くないから」
オバは説明したという。
症状から、祖母は肝膿瘍という病に犯されている。
その病によって、祖母は高熱を出していたのだろう。
オバによると現在、日中は従妹が、
夜は10時までオバが毎日、祖母の看護をしているという。
「○○が日中は付きっきりだから、
従妹の留守中は娘の面倒を夫が見てくれている。
○○(従妹の夫)は本当に良く出来た人なのよ」
オバが家族総出で必死に祖母の面倒を看ていると聞き、
色々なことがありながらも、
昔のオバの姿を覚えている伯母は
どこかでオバを信じているため、
「○○(オバ)には『お疲れ様』って言葉しかない」
母に言った。
本当のお疲れ様は祖母だ。
私はそう思う。
きっと、祖母の記憶には私は居ない。
そして、もう祖母に会うことはないが、
少しでも祖母が楽になるよう、遠くから祈っている。