Telephone 55 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/


朝早く、ジフ先輩から連絡がくる。

「どうしました?」

「30分後に出れる?」

「急げばなんとか。それよりどうして?昼ですよね。」

「ユノがおまえを病院へ連れてけって。
ごめん。昨日、おまえが吐いたこと言っちゃったんだ。」

「聞きました。ジフ先輩、おしゃべり。」

「ごめん、ごめん。」

「嘘です。責めてませんよ。でも、病院なら一人で行けますから。」

「いや、きっと、チャンミン一人だと行かないかもしれないし、万が一不治の病でも困るから、ちゃんと話聞いてきてくれってさ。
全く過保護だよな。おまえの恋人は。」

「すみません。」

「とにかく30分後な。知り合いの医者のとこ頼んである。そんなに待たなくてもいいから電車にも十分間に合う。じゃあ、あとでな。」

朝から幸せな気分になった。

離れているのに、こんなにも大切に思われてる。

不思議と顔がゆるむ。

昨日までの僕とは違う。

知らなぬ間に鼻唄も歌っていた。

そこへ、ユノからの電話。

「チャンミン、ジフから連絡きたか?」

「はい。もう、ジフさんにまで迷惑かけて。」

「大丈夫。あいつが、失恋で落ち込んで時ずっと付き合ったの俺だから。」

「ふふふ、何ばらしてるの。」

「とにかく病院行くんだぞ。」

「電話してたら、用意できないよ。」

「わかった。切るから支度しろよ。」

「夕方行くからね。」

「無理するなよ。医者がやめとけっていったら、だめだからな。」

「そんなに華奢じゃないよ。」

「いや、心配だ。付き添い、ジフで大丈夫かな。」

「もう、そろそろ行く時間になるから切るね。」

「お!悪い、悪い。気を付けて。」

「もう、心配性なんだから。自分のこと心配してよ。」

「確かに。今、看護師さんに早く薬飲めって睨まれてる。じゃあな。」

病院行かなくても、ユノの声だけで治るのに。