共に (ゆのみん企画、ユノ誕生日より) | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/

久しぶりのゆのみん企画です

「ユノ誕」あ……行きたかった←しつこい

http://yunomin.seesaa.net/s/article/413580692.html

同じお題であげられてる方々はこちらです。






時が0時を越えた。

メールもたくさん入ってくるのか、ずっと携帯を手放さない。

そして、電話もぞくぞくと入ってるようだ。

まさにこのときに一緒にいて、目の前でお祝いの言葉を言えるのに、その隙さえ与えてもらえてない。

「ヒョン、あまり、遅くならないようにね。」

そう、言葉をかけて寝室に入る。

明日は初日だ。

寝なければいけないのに、気持ちは高ぶるばかり。

それと、同時に寂しい気持ちも。

一緒にいるのに。

しかたなく、「お誕生日おめでとう」と一言メールで送った。

しばらくして、寝室の扉が開いた。

二つベッドがあるのに、僕の方に入ってくる。

明日のことを考えてると、今日は……。

でも、ヒョンの誕生日だから……。

背中に感じる暖かみ。

腕はお腹へと回ってきた。

それでも、寝たふりを続けると、小さな声で

「ありがとう。」と聞こえてきた。

「電話、もういいの?」

「ああ、終わった。あと何時間後にはライブが始まるし、一番お礼をいいたいやつがここにいるから。」

「お礼って?」

「メールくれたろう?」

「お誕生日おめでとうの一言ですけど。」

「おまえに祝ってもらえるのは、俺にとって最高のプレゼントなんだ。」

「あれだけなのに?」

「12日後に俺もおまえに同じ言葉を言うよ。」

「うん。」

「でも、その中には、生まれてきてくれてありがとうっていう意味があるんだ。
チャンミンが二年後の12日後に生まれて、そして、今、そばにいてくれる。それがどんなにありがたいか……。」

「ヒョン……。」

「チャンミンから、おめでとうって言われると、そう言ってもらえてるような気がして。」

ユノの腕に手を重ねた。

「ユノヒョン。」

「ああ。」

「お誕生日おめでとう。」

「ありがとう。」

「生まれてきてくれて、僕と共に歩んでくれて、こうして、そばにいてくれて、ありがとう。」

「顔を見て言ってくれないの?」

「だめです。」

「もしかして?」

強引に、裏返される。

すぐに手で顔を隠した。

しかし、その手も引き離されて
「なんだよ、目のふちが赤いぞ。」

「眠いせいです。」

「感動して泣いてるかと思った。」

本当は危なかった。

「ここ最近、涙もろいのは、ヒョンでしょ。」

「幸せだから。」

と、僕を抱き締める。

「ずっと、一緒にやってこうな。」

「当然です。僕にはヒョンしかいませんから。」

「ずっとだぞ。」

「ええ、ヒョンこそ、僕を置いてかないでくださいね。」

「俺は、何があってもこの手は離さない。」

指を絡ませて、ぐっとその手を握り、自分の唇に近づける。

「チャンミン、おまえに出会えたことに感謝する。生まれてきてよかった。」

「大袈裟なんだから。」

さあ、眠りにつこう。

また新たな一日が始まる。

あなたと共に……。








※ユノ生まれてきてくれてありがとう。
年も国も違うけど、あなたのおかげで、こんなにも人生が楽しくなりました。