私は幸田桃子。
二人のマネージャーであり、共通の友人でもあり、姉のような母のような存在だ。
二人の仲はあくまでもSecretだから、二人がお忍び旅行行くときは同席することになっている。
今回は、ユノが行きたがってたcampにチャンミンがのり、私も駆り出されることに。
やれやれ。
チ「別に幸田さん来なくてもよかったのに。」
ユ「そうだよ。二人でも大丈夫だよ。」
幸「いやいや、あんたら、二人にしたら何しでかすかわからんから、だめ。」
チ「僕がついてるから大丈夫です。」
ユ「ちょ、待って。それって俺が一番危ないってこと?」
チャンミンと二人で頷いた。
ユノは舞台に立てば、素晴らしい才能と絶対王者のオーラを兼ね備えているが、いざ、普通の生活となると、忘れ物も多いし、表現がストレートだし、心配な点が多いのは否めない。
その点、石橋をたたいて渡るチャンミンの方が安心。
ユ「心外だな」
少し頬を膨らませているユノのことを微笑んでみているチャンミン。
訂正。
こいつも顔にでている。
やっぱり、私が出ていかなければ。
今回は誰にも邪魔されないようにと、わざわざ、飛行機にのり外国のキャンプ場に来ている。
ユノがはりきって場所をとり、いろいろと手配してくれた。
何より、そこが心配だ。
空港からそばのところでレンタカーを借り、いざキャンプ場へ。
幸「その場所行ったことあるの?」
ユ「ないですよ。」
幸「今日中につけるかな。」
ユ「え?何て?」
チャンミンは声をころして、肩を震わせている。
幸「何でもないでーす。」
こうして、三人の旅は始まった。