3月4日はミシンの日らしい | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/


3月4日はミシンの日らしいです。
過ぎてますが、、、。

ミシンの日と言ったらももだろう!と、私と同じ、いやそれ以上なもも信者、しばこ様からのリクエストをありがたく頂戴し、短編をあげます。

黄金、勝手にanother storyです。



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鯖寿司食べたいと言ったももは、まだミシンと格闘中。

器用なももだが、さすがに経験のないミシンを扱うのは大変そう。

「腹、減らないか?」

「減ったよ。でも終わらせてからにしたい。」

ももは、細い体に似合わず大食漢。

ももが美味しそうに食べる姿は、なぜかずっと見ていられる。

俺自身、食にまるで興味がないのに、なぜ、他人の食べてる姿にわくわくするのか不思議なものだ。

人間の三大欲を捨ててきたつもりだったが、脳の片隅に生きているらしい。

ぐぅ~と派手にももの腹がなる。

だが、ももは気付かないのか、さらに集中して背中を丸めていた。

手持ち無沙汰な俺は、北川の家の台所を勝手に物色。

炊飯器にご飯が残っていることに気がついた。

「ほら、少し食え。」

不格好なおにぎりを差し出した。

具もない塩だけで味をつけたものだ。

「幸田さんが作ったの?」

「ああ。」

「もしかして、おにぎり作ったの初めて?」

「そう、、、かな?覚えてない。」

「わあ。」

ももの頬に色味がさし、頬が上がる。

「何だよ、にやにやして。」

「幸田さん、不器用だよね。」

「うるせえ。」

ももはずっと背中を震わせて笑っている。

「食べないのか?」

「食べるよ。でも、ずっと見ていたい。幸田さんの初めてだから。」

仏頂面のももだったのに、最近よく笑う。

嬉しいが、少し不安になる。

だから、幸せってやつは苦手だ。