Zoomワイン勉強会 2020/04/12
テーマ:紅茶
講師:大西泰平師 http://www.uffu.net/
昨今、ノンアルコールペアリングがTEAペアリングが良い
コーヒー離れもある。
紅茶は中国茶である
それを品種改良したのが、クローナル→余韻が長い
紅茶も昨今ライトボディ重視である
樹齢:3年目から積むことは出来るが、苦くてあまり美味しくない。
10年から15年が良い
20年から30年経つと生産量は落ちる。
赤土 水はけの良い 有機リンが含まれている土壌が良い。
紅茶の種類
①ダージリン
インド北東部
http://www.ocha.tv/growing_regions/blacktea_producers/india/
ヒマラヤ山脈の麓 四季がある
ダージリンタウンには、87の畑がある
標高600から2000m近くある。
生産量1万トン
収穫シーズンは3つある
Ⓐ2月から4月 ファーストフラッシュ(アーリーファースト)
色調:グリーンから金色 寒い地域
タンニン:少な目
珍重される国 日本・ドイツ
Ⓑ5月から6月中旬 セカンドフラッシュ
味が濃くなる
色調:オレンジから赤
風味:味が濃くなる
アロマ:マスカテルフレーバー(甘い蜜・華やかな花・ムスク)
虫によってこの香りは出る
インドも今年はコロナの影響で、4/15がロックダウン解除予定で、
ファーストフラッシュは積んでいないので、
セカンドフラッシュが例年よりおいしいかも?
珍重される国 イギリス(ミルクを加える文化のせいでは?)
Ⓒ11月から12月初旬 の三週間 オータムナル
風味:春と夏の間の味
②アッサム
インド北部 世界最大級
タンニン:力強い
ボディ:しっかり
アロマ:黒糖 アロマチック
ベストシーズン5月中旬から6/15日までのセカンドフラッシュ
ファーストフラッシュやオータムナムは普通
アッサムは平野
標高:400から600m
気温:夏は40℃を超える
③フレーバードティー
アールグレー 中国茶葉+ベルガモットの香り(精油)
リラックス・フレッシュ出来る
アイスティに使われる
(アイスティーにすると、香りが出にくくなるので
アールグレーが良い)
ジャスミンティ
中国香り付きの紅茶
ミントティー
紅茶+ペパーミント精油を付けて攪拌
精油=アロマには、天然と石油(合成)がある。
必ず食品添加物用のものを使う
美味しい紅茶の入れ方
水はやかんを火にかける直前にいれ、火にかけてからは、
出来るだけ適温になるまで見守る。
お湯の温度は95-98℃がベスト
水面に出てくる気泡が最も多くなった時が合図。
汲み立ての水は、茶葉をジャンピングさせるために不可欠な
空気をたくさん含んでいる。この空気をいかに逃さず、
それでいて高温で入れられるかが
ポイント(水は浄水器を通す)
茶葉が浮く=紅茶のうまみがしっかり出る。
軟水が良い 日本は軟水 硬水はマグネシウムが多いから×
お湯の温度95-98℃
茶葉1gに対してお湯150から200㏄
お湯を沸かしている間に ティポットは温めておく。
長く(5分)蒸らす。茶葉が沈む
お茶は椿科のだから(椿油)表面が
油分でコーティングされっているから
ティーポットは金属のついていないものを選ぶ
(金属がついているとすぐ酸化してしまう)
茶こしはOK!(短時間ならOK)
テーカップは磁器・ガラスが良い
陶器=素焼きは気泡が含まれる苦くて渋みを吸収する。
お湯は、空気と一種に入れることが大切
ティーパックの場合はお湯を入れてからティーパックを入れる。
1杯だけ入れたいときは、ジャンピングさせるために
背の高いものを使う、マグカップでもOK
水出し茶の入れ方
1g 200ccの ミネラルウオータもしくは浄水器を通した水
カフェイン・カテキン・香りは高温で抽出される。
テアニン(うまみ成分)は40℃で一番出る
気温マイナス1から℃が水温
35℃で雑味が出る
15℃から20℃が最適
紅茶は抗ウイルス効果があるが衛生面に注意次の日にまでは飲む
ハーブティの水出しは危険
セミ水出し:一分抽出したものに氷を入れる=味の安定
カテキンがゆっくり冷えると結晶化する=クリームダウン
ワイングラスで提供されたらお酒を飲めない方にも喜ばれる
オイルマジック
上質な精油を加えることによって紅茶に新たな表情を与え
クリエイティブな味わいや、ペアリングのファインチェーンを行うことが可能になる。
水出し茶 10gにたいして2滴(通常1滴0.05g)1%
例:ダージリンのファーストフラッシュ+レモンの香り=白ワイン
魚料理
セカンドフラッシュ+ヴァニラ=赤ワイン
クリームを使ったお菓子
ビオデナミの概念
ダージリン植物の中にお茶の樹がある
オーガニックのものは体に染み渡る。
アッサムは少ない。オーガニック化してしまうとパンチがなくなる。
大量生産・平地・川・太陽=虫の発生が多い。
賞味期限、熟成:脱酸素状態でダージリン3年・セイロン2年
その他注意点
茶葉の保管は遮光性のある缶や
紅茶の入っている袋が良い(空気を抜けば酸化防止できる)
透明のキャニスターは×
紅茶は、コーヒーに比べてアロマが少ないので、
水の影響を受けやすい。
サントリー 南アルプスの天然水がおすすめ