あなたは、自分の体型に関して、目標としている数値はありますか?


なんとなくイメージしている数値がいろいろとあると思います。


たとえばグラビアモデルのウエストは、なぜだかみんな判で押したように58cm前後となっていますにひひ


20代にもなってくると、そういうものなんだなあ、と笑えるようになってくると思うのですが、10代の人たちは悲しいくらい本気にしてしまいます。


そして、自分もそうでなければならないと必死に頑張ろうとするのですガーン



「あんなの10センチくらい、当たり前のようにみんなさばを読んでますよ。本当にあんな数字だったら大変ですよ。」って、グラビアモデル出身の人たちがテレビで語っているのを見たことがあります。


そりゃあ、そうですよね。


そもそも、みんながみんなほとんど同じ数値になるわけなんかないのに。


骨の太さも違えば、筋肉の付き方も全然違うし、脂肪の量だって少ないほどいいわけでもないし、ウエストは58センチが最高に素晴らしいとか、そんなの単なるイメージに過ぎないのです。



こんないい加減な数字を信じて、体型をその数字に合わそうとするなんて、あまりにも無茶なことだと思います。



たまたまクラスの身体測定の数値を見て、自分がいだいていた太いとか細いとかいうイメージと数値が全然一致していなくて、衝撃を受けて、それから体型の数値に対する考え方が変わって、摂食障害から抜け出せたというような話をよく聞きます。



実際、本当にその通りなのだろうと思います。
なかなか客観的に体型に関する情報を知ることができる機会は少なくて、少ない情報をもとに勝手なイメージだけが先行してしまうことが多いと思います。



家庭や学校でも、グラビアモデルとかの数値は本当のものの方が少ないよ、あんな数字を信じたら、自分自身を見失ってしまうかもしれないから、気を付けないといけないよ、というようなことを教えてあげて欲しいと思います。



「イメージの世界と現実の世界をごっちゃにしてはいけない。」
と大人はしっかりと教えてあげて欲しいのです。


大人にとっては笑い話でも、子供にとっては影響が大きいから怖いです。
(大人でも本気で信じている人がけっこう多くて、悲しくなりますけどね)



イメージが重要なので、改善しろというのも現実的ではないのだろうと思うのですが、そういう数字が原因で命を落とすことになるケースも少なくないので、怖い偽装であるのは事実だと思います。


10代の人達は、本当に少ない情報だけを頼りに、勝手に突っ走っていってしまうので、怖いと思います。ましてや、体の生存本能にかかわるので、簡単にすぐに回復できるというわけではないので、先に防ぐことが一番大切だと思います。





それから、自分の価値観が、歳をとるにつれて大きく変化していくということも、10代の頃にはなかなか考えられないことだと思います。


自分自身の内側だけでも価値観が大きく変わっていくし、時代の流れによっても価値観は大きく変わっていきます。


トータルすれば、劇的に価値観は変わると思います。


これは死ぬほど素晴らしいと思っていたものが、それほどでもないなと感じることも珍しいことではありません。



また、逆に、これは死ぬほど恐ろしいと思っていたものが、そんなに恐ろしいとは感じなくなって、むしろそれはそれでいいかもしれないと感じるようになることもけっこうあります。


体型の数値が自分の価値を決めるとばかりに、必死に頑張って、その数値にとりつかれていても、だんだんそんなのどうでもよくなってきたりする方が自然なことなのです。


もっと大切なものがいろいろとあることに気づくようになっていく方がはるかに自然なことなのです。



要するに、思いもよらないほど価値観は激変していくものなので、今の自分の価値観をあまり絶対視しないで欲しいのです。


こうでなければならないという価値観に、あまりとらわれすぎないようにして欲しいのです。




アメーバブログのダイエットの日記を見ていると、想像していた以上に中学生とかが多くて、怖いなあと思ってしまいます。

嬉しそうに食事制限ダイエットとかで、カロリーカロリーと言っているのを見て、大丈夫なのかなあと不安になってしまいます。


若い頃からそんなやり方をしていたら、自分自身の感覚を信用できないようになってしまうかもしれないので、とても怖いと思います。




どんな年代の人にも言えることですが、こうでなければならないという考えでは息苦しくて、かえってうまくいかなくなると思います。

できれば、こういうふうになりたいなあというくらいで、ちょうどよいと思います。



「こうでなければならない」と「こういうふうになりたい」は似ているようでまったく別物だと思います。



なるべく心を柔軟にするように心がけて欲しいと思っています。





次回は、ダイエットをまったくしていないのに、細い体型をずっと維持している人たちに、「どういうことに気をつけて食事をとっているの?」と聞いてまわって、得られた答えと、その答えから最終的に得られた結論についてお伝えしたいと思います。


意外なほど答えが共通していて驚きました。


そして、当初はその答えが意味していることがわかりませんでした。あとになって、ようやく理解できるようになったのでした。


さて、どのような答えで、どのような結論に至ったのでしょうか?
お楽しみに。