前回は、「修行僧の食事とダイエット-スパルタ農法」でした。

http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10611778488.html


修行僧の食事は、かなり奥が深いと思いますよという内容でした。



今回は、「野生動物で太っているものはいるのか?」です。

生き物の体は、考えられていたよりもはるかに複雑で、賢く働いているものです。


つねに生存にとって最適な体型を保とうとしています。


だから、野生動物で無駄に太っているものはいないのです。


ゾウ、サイ、カバ、どれも太っていて動きが遅いように見えますが、実際は、時速40キロ、もしくはそれ以上で走ることができて、かなり俊敏に動くことができます。


そんなわけで脂肪の量も適正に保たれているのです。


では、脂肪がたっぷりとついてしまっている野生動物はいないのか?というと、そうではありません。


例えばラクダです。


ラクダの背中にある巨大なコブは、重さが50キロくらいあるのですが、あれは脂肪のかたまりです。

あの脂肪を分解することで、栄養と水分を体に補給できるような仕組みになっているのです。


なぜ、あんな巨大なコブが発達したか、わかりますか?


想像したら、だいたいわかりますよね。


砂漠という、水と栄養のない過酷な飢餓の環境でも生き抜けるように、水分と栄養をたくさん体に蓄えようとして、背中に巨大な脂肪のかたまりのコブを発達させてきたのです。


巨大なコブは背中にあるので、そんなに邪魔にはならず、ラクダはかなり速く(時速50キロ以上で)走ることができます。


体は、生存に最適になるように、変化していくのです。その変化は、その代だけでも変化するものと、世代を超えて変化していくものの両方があります。


長い間、何の栄養補給もできないような環境でも生きられるように、体は順応していくことができます。


クマなどの冬眠もその例と言えます。


冬の間、栄養が得られないのならば、冬眠という方法で体の代謝レベルを下げてしまうことで、その環境に適応することができるのです。


クマは冬眠している3ヶ月の間、何も飲み食いしないでいても、たったの20%ほどしか体重は減りません。3ヶ月間、いっさい飲み食いしないでいても、100キロのクマが80キロくらいにしかならないのです。


生き物の生存本能の飢餓環境への対応能力の高さはすさまじいものがあるということは知っておいて欲しいと思います。



そんなわけで、人間のダイエットについて、あらためて考えてみたいと思います。


「たくさん食べたら太って、少ししか食べなかったら痩せる」、というのは、たしかにそのとおりです。ただ、調子に乗って、苦しいのをひたすら耐えるような食事制限ダイエットを続けていたら、飢餓スイッチが入ってしまって、体は必死に栄養を脂肪として溜め込もうとしてしまいます。


だから、苦しいと感じるのを耐え続けるダイエットはおすすめできないわけです。


食べる量を減らすにしても、あまり苦しいとは感じないようなダイエットにしてください。空腹感の信号がきたら、ちゃんと対応して、飢餓ではないですよ、ということを体に伝えてあげることが大切です。


その具体的な方法は、これからお伝えしていきたいと思っています。


それから、長くなりそうなので、バイオエネルギーとダイエットの関係についての話は、またあらためてしたいと思います。


ちょっと理屈っぽい話が続いてしまいました。

次からは、摂食障害やダイエットにおいての心の面の話などをしていきたいと思っています。心を軽くする方法などです。


次回は、ダイエットにかなり使える、おすすめの甘いものもお知らせしたいと思います。
これは、かなり使えると思いますので、おすすめです。


お楽しみに。



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