ちょっとダイエットと直接関係の深い話から遠ざかっていたので、あらためてダイエットに直接関係のある話をしていきたいと思います。

おなかいっぱい食べても、すぐにおなかがすいてしまうということはありませんか?得意げ

ソフトクリームお菓子など、血糖値を上げやすい糖質だけを食べると、血糖値の低下もはやくて、おなかがすきやすい」という話も重要ですが、もっと根本的な話をしたいと思います。

食べ方をちょっと工夫したくらいでは、逃れようのない、もっと根本的な原因についてです。


私たちは、普段どういうものを食べているのでしょうか?はてなマーク

ごはん、パン、牛肉、鶏肉、豚肉、魚、卵、牛乳、チーズ、野菜、果物などなど、ありとあらゆる種類の食べ物を食べていますよね。おにぎり食パンハンバーガーラーメンチーズリンゴバナナぶどうさくらんぼ

健康に気を使っている人ほど、意識的にたくさんの種類の食べ物を食べるようにしていると思います。

でも、その食べ物の元になっているものを突き詰めていくと、ほとんどの食べ物はある植物に行き着きます。

いったい何だと思いますか?はてなマーク



それはトウモロコシです。ビックリマーク


牛肉も鶏肉も豚肉も、飼料はトウモロコシが中心となっているので、肉を食べるということは、実はトウモロコシを食べているようなものなのです。


体の分子構造を調べると、現在のアメリカ人の体内の炭素の大半が、トウモロコシ由来のものであることがわかります。(炭水化物は炭素と水素と酸素からできています。)

日本人も50%近くの炭素が、トウモロコシ由来のものであるということです。


トウモロコシばかり食べているわけではないのに、なぜそんな状況になっているのかは、具体的に考えてみると、わかると思います。

たとえば、鶏のからあげとタマゴサンドとチーズを牛乳を飲みながら食べたとします。

鶏のからあげは、鶏肉はもちろんトウモロコシからですし、油もコーン油でトウモロコシから、衣もトウモロコシでできているコーンスターチが使われています。
卵、牛乳、チーズもトウモロコシが元になっていますよね。

いろいろな種類のものを食べたつもりでも、元の成分を考えると、実はほとんどトウモロコシばかりを食べているようなものなのです。

魚も養殖の魚は、トウモロコシ飼料が中心になっていますし、チューブ入りのわさびやからしにもトウモロコシ由来の成分が入っています。

加工食品で、トウモロコシ由来の成分が入っていないものは、ほとんどないだろうと言われているほどなのです。


そんなわけで、私たちは、実はトウモロコシ人間なのです。クラッカー

健康に気をつけて、いろいろな食べ物を食べているつもりでも、トウモロコシ人間になってしまっているのです。


トウモロコシがこれだけ使われるようになったのは、消化・吸収がしやすくて、家畜の成育がはやくなることと、生産しやすい(遺伝子組み換えによってさらに容易になっています。)ということがあります。

牛を育てるのには、牧草だと2年以上かかっていたのが、トウモロコシ飼料だと、半年で出荷できるようになります。

草は消化しにくいので、牛は胃で消化した草を口に戻しては噛み、また飲み込むということを繰り返すのですが、トウモロコシ飼料は、簡単に消化・吸収ができ、すぐに大きく太っていくのです。


ようやく今日の本題です。

すぐにおなかがすく理由って何だと思いますか?はてなマーク


かなり勝手な推測も入っていますが、一般に言われていること以外に、以下のようなことも関係しているのではないかと思っています。

トウモロコシの成分は、消化・吸収が容易であるため、おなかが膨れても、すぐにまたおなかがすきやすいのではないか?

トウモロコシ由来の成分ばかりであるため、体が他の栄養を求めるのではないか?


いずれにしても、トウモロコシは肥満の原因と深い関係があることは、疑いのないことだと思われます。

トウモロコシについては、もっとよく知られていることもありますよね。

次回も、ちょっと怖い私たちとトウモロコシの深い関係(肥満問題に関して)について、書いてみたいと思っています。