今回は、にせの食欲を引き起こす「化学調味料・油・砂糖」の3大コラボレーションの怖さについてです。

まず、非常に強力なのが油です。

油を摂取すると、人間の脳は激しく興奮するのです。

油は1グラムで9キロカロリーもあります。

「カロリーがおいしいというのは、あまり冗談ではなく、本当にカロリーが高いものほど、脳が興奮して、おいしいと感じるようになっているのです。

ごま油を加えると、食べ物の魅力がぐっと高まるということは、外食業界などでも、よく知られています。

油をたくさん使えば、料理の魅力は高まります。
逆に、低カロリーでおいしいものを作るのは、難しいということです。


テレビ東京の「ありえへん世界」(火曜の19時から)という番組があります。

この番組は、すごく面白くて好きなのですが、その番組内で、とりつかれたように通いつめる中毒患者が続出する外食の店を取り上げる、「やみつき中毒グルメ」というコーナーがあります。

この中毒患者続出のグルメ情報を、よく見てみると、ある重要な法則に気づきます。

それは、肉の脂と、甘辛い調味料が重要な要素になっていることが非常に多いということです。

大半が、その組み合わせになっています。


肉の脂というものは、激しく脳を興奮させるものなので、やみつきになりやすいのです。

そして、たれなど、甘辛い調味料もとても重要な要素になっています。

肉だけでは弱くて、肉の脂+甘辛い調味料で、最強のやみつき中毒グルメが完成になるのです。


これらは、ダイエットにとっては、最も恐ろしい存在と言えるでしょう。


対抗策は、そういう恐ろしいものだと知っておくこと+前回と前々回に書いたとおりです。



そして、ハンバーグ、ステーキ、焼肉といった肉料理だけではなく、ラーメンなども、油の魅力が強力なのです。

あなたが大好きな食べ物をよくよく観察してみてください。

ポイントは油だということがわかるはずです。


寿司だってそうなんですよ。

油分の入っていないネタなんて、ほとんどありません。

油分がないものですぐに思いつくものと言えば、キュウリのかっぱ巻きくらいのものです。

外国で、アボカド寿司がなぜか人気なのも、油分が多いからなのです。
アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど油分が多くて、しょう油をつけて食べると、味がトロに似ていると感じる人が多いくらいなのです。


これから、魅力的なものを食べて、止まらないというときには、「油、おいしい、油たまらん。」、「油、最高」とつぶやきながら食べてください。

実際、本当にそうなっているはずですから。


次は、化学調味料の話をしたいのですが、長くなったので、続きは次回ということで。
すぐに記事を上げたいと思ってますんで、よろしくです。