今回は、メルマガの101回目にあたりますので、新たなスタートということで、これ以上ないだろうというくらい大きな話をしてみたいと思います。
「宇宙とは?人間とは?」というテーマです。
宇宙には星がどれくらいあるのでしょうか?
私たちの太陽系は銀河系という星の大集団に属していて、その銀河系には、太陽のように自分から光を発する星=恒星だけで、約2000億個あると言われています。
そして、宇宙には銀河系のような星の大集団が、少なくとも1000億個あるとされています。
惑星や衛星などを無視して、恒星だけでも、少なくとも2000億×1000億くらいはあることになります。
地球上に存在する砂粒の数よりも、宇宙に存在する星の数の方が、はるかに多いということです。
日本の明るい都市部で空を見上げていると、それほど星が多いとは感じないかもしれませんが、暗いところで見る星空はそれはそれはすごいものです。
アジアからヨーロッパへと向かう飛行機で、ロシア南部、中央アジアの山岳地帯や砂漠地帯の上を飛んでいるとき、窓から見える星空は、恐ろしいほどの星の多さで、驚かされました。日本で見ているときの何百倍という感じでした。(乾燥地域だからなのかもしれません。)
本当はこんなにも星だらけだったんだなあと感動して、窓からずっと星空を見ていました。
宇宙はあまりにも偉大な存在すぎると感じています。
そんな宇宙と比べたら、人間はあまりにもちっぽけな存在だと感じてしまうことでしょう。
そんな人間など生き物はどこでどうやって生まれたのでしょうか?
生命は、海底の火山地帯など地球上で発生した可能性もありますが、宇宙から飛来した隕石から、生命のもととなるアミノ酸も見つかっていて、隕石でどこか遠い宇宙から運ばれてやってきたのだろうという説が有力となっています。
さらには、この生命の元となっているアミノ酸の型が、左型であることから(ふつうなら右型と左型は1:1になるところなのに、なぜか左型だけになっている。)、オリオン座大星雲のあたりで発する円偏光という特殊な光を受けたからではないかと考えられるようになってきたりしています。
そして、水も氷として隕石によって宇宙から運ばれたのだろうと考えられています。
物質や生命など、ほとんどのものが宇宙からやってきたみたいなのです。
それでは、宇宙からやってきたとして、人間など生物の体を構成している元素(酸素、炭素、カルシウム、マグネシウム、鉄、チタン、水銀、銀、金、・・・)はいったいどこで作られたのでしょうか?
これらは、太陽のような恒星のなかでも、特に巨大な星の中で作られたのです。巨大な恒星の中心部が、核融合反応で超高温になって、そのときに作られたのです。
また、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウムなど軽い元素は、現在の宇宙の始まりであるビッグバンのときにわずかな時間で作られて、重い元素は、恒星の中心部で作られてきたということがわかってきています。
(軽い元素から順番に、すいへーりーべーぼくのふね、って覚えますが、元素の軽いものはビッグバンの時にできて、重い元素は恒星の中心部でだんだんと作られてきました。)
恒星が死を迎えて、大爆発したときに、重い元素などが宇宙に放出されて、ちりやガスとなります。
それらは、新たな星の誕生につながったり、はたまた生き物の体の一部になったりしたのです。
私たちも、まぎれもなく星によって作られた存在なのです。
まさに星の子どもなのです。
さまざまな物質は、新たな星になったものもいれば、人間となったものもいる。
私たちは、星の子供であるとともに、星の兄弟姉妹でもあるのです。
元をたどれば、関係がものすごく深いということは分かってもらえるかと思います。
それでも、太陽みたいな猛烈な熱や光を発する星と、それ以外のあらゆる物質はまったく別物と思われるでしょう。
でも、実際は、ほとんど同じで、大きくなれば太陽みたいになるのです。
木星は直径があと10倍くらい大きかったら、自ら光や熱を発する恒星になっていただろうと言われています。
宇宙空間に存在する物質は、巨大になれば太陽みたいになるのです。
地球だって、中心部はとんでもない熱をもっています。
人間とか生き物も、成分比率は異なりますが、宇宙空間に放り出されて、超巨大になれば、太陽みたいな星になることでしょう。(さすがにありえないけれど、元の性質は同じということです。)
私たちは死んだら星になると言われていますが、本当にそうなるでしょう。
魂とかがどうなるのかは知りませんが、物質レベルでは散って地球と同化する。
そして、何十億年も先になるかもしれませんが、地球が消滅して、また他の星として生まれ変わることでしょう。
現在の太陽も、ビッグバン以後の3代目だと考えられています。
宇宙は金太郎飴やロシア人形のマトリョーシカ(中に同じ人形がいくつも入れ子になっている)みたいに、どこを切り取っても同じようになっています。
人間もまぎれもなく宇宙の一部です。
ここからはちょっと言いすぎになっているかもしれません。
でも、きっとそうだろうと思っています。
「あなた=宇宙そのもの」
こう言っても、言い過ぎではないだろうと考えています。
宇宙は圧倒的に偉大な存在、それに比べて、自分はなんてちっぽけな人間なんだろうというふうに思っているかもしれません。
今あなたが自分のことをどう思っていようと、そんなことは関係なく、「あなた=宇宙そのもの」だということです。
「あなたは宇宙とつながっている」
このことはスピリチュアル系の本でよく語られていることだと思います。
たしかにそのとおりだと思います。
でも、実際はそんなレベルの話ではなく、「あなた=宇宙そのもの」と言っても過言ではないということです。
あなたは、星から生まれた存在であり、星の兄弟姉妹でもある。
そして、あなたは宇宙そのものである。
死を迎えるときまで忘れないでいて欲しいと思っています。
なんだかちょっと宗教的なお話のようになってしまったかもしれません。
でも、科学は、進めば進むほど、まさに宗教のような話になってきているのです。
人間も星によって作られた、宇宙で生まれて、宇宙にかえって行く存在なのだということが、どういうふうにしてわかってきたのかについては、以下の本が詳しいです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4797332441
僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して (SB文庫) [文庫]
マーカス・チャウン (著), 糸川 洋 (翻訳)
読むのはけっこう大変かもしれませんが、物理学、化学、地学、天文学などがどのように関連しながら発達してきたのか、人類の科学の発展が、物語のように楽しめます。
中学生や高校生のときに読みたかったなあ、なんて思ってしまいます。
P.S.
宇宙は地球上の砂粒1粒みたいな存在だったりして・・・
私たちが知っている約150億光年の大宇宙というものも、もしかしたら、もっとはるかに巨大な存在のごくごくごく一部にすぎないのかもしれません。
私たちが考えている約150億光年の大宇宙:大宇宙が無数に集合した存在(何と呼んでいいのかわかりませんが)=砂粒1粒:地球というような関係になっていてもまったく不思議ではありません。
ましてや、これらは3次元の世界の話で、宇宙は2次元、4次元、5次元・・・11次元というふうに、多次元構造になっているだろうと考えられています。
マルチユニバース=多元宇宙論は、物理学の世界ではかなり一般的な考え方となっていて、具体的にイメージできないからそんなのあるわけないとは、言えそうにありません。
宇宙は輪廻転生を繰り返し、無限の存在であり、始まりもなければ終わりもない。
そんな無限の宇宙が、有限な命というものを持って存在しているのが、生き物であるということだと思います。
宇宙は、宇宙とはいったいどういうものかを知ろうとして、それなりに深く理解することができるようになった人間というものを生み出しました。
人間はそこまで到達してきたということです。
そんな時代に生まれ育ったということは特にすごいことだと思います。
次回は、今回の話の流れを受けて大き目の話をしたいので、
・病気とはいったいどういうものなのか?
・なぜ病気になるのか?
・死ぬとはどういうことなのか?
といったことについて語りたいと思っています。
最新の科学によってわかってきた、病気の正体とか、そういう内容です。
ちょっと驚かれるかもしれません。
ダイエットの話は、またその次から書いていきますので、ちょっと待ってくださいね。
「宇宙とは?人間とは?」というテーマです。
宇宙には星がどれくらいあるのでしょうか?
私たちの太陽系は銀河系という星の大集団に属していて、その銀河系には、太陽のように自分から光を発する星=恒星だけで、約2000億個あると言われています。
そして、宇宙には銀河系のような星の大集団が、少なくとも1000億個あるとされています。
惑星や衛星などを無視して、恒星だけでも、少なくとも2000億×1000億くらいはあることになります。
地球上に存在する砂粒の数よりも、宇宙に存在する星の数の方が、はるかに多いということです。
日本の明るい都市部で空を見上げていると、それほど星が多いとは感じないかもしれませんが、暗いところで見る星空はそれはそれはすごいものです。
アジアからヨーロッパへと向かう飛行機で、ロシア南部、中央アジアの山岳地帯や砂漠地帯の上を飛んでいるとき、窓から見える星空は、恐ろしいほどの星の多さで、驚かされました。日本で見ているときの何百倍という感じでした。(乾燥地域だからなのかもしれません。)
本当はこんなにも星だらけだったんだなあと感動して、窓からずっと星空を見ていました。
宇宙はあまりにも偉大な存在すぎると感じています。
そんな宇宙と比べたら、人間はあまりにもちっぽけな存在だと感じてしまうことでしょう。
そんな人間など生き物はどこでどうやって生まれたのでしょうか?
生命は、海底の火山地帯など地球上で発生した可能性もありますが、宇宙から飛来した隕石から、生命のもととなるアミノ酸も見つかっていて、隕石でどこか遠い宇宙から運ばれてやってきたのだろうという説が有力となっています。
さらには、この生命の元となっているアミノ酸の型が、左型であることから(ふつうなら右型と左型は1:1になるところなのに、なぜか左型だけになっている。)、オリオン座大星雲のあたりで発する円偏光という特殊な光を受けたからではないかと考えられるようになってきたりしています。
そして、水も氷として隕石によって宇宙から運ばれたのだろうと考えられています。
物質や生命など、ほとんどのものが宇宙からやってきたみたいなのです。
それでは、宇宙からやってきたとして、人間など生物の体を構成している元素(酸素、炭素、カルシウム、マグネシウム、鉄、チタン、水銀、銀、金、・・・)はいったいどこで作られたのでしょうか?
これらは、太陽のような恒星のなかでも、特に巨大な星の中で作られたのです。巨大な恒星の中心部が、核融合反応で超高温になって、そのときに作られたのです。
また、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウムなど軽い元素は、現在の宇宙の始まりであるビッグバンのときにわずかな時間で作られて、重い元素は、恒星の中心部で作られてきたということがわかってきています。
(軽い元素から順番に、すいへーりーべーぼくのふね、って覚えますが、元素の軽いものはビッグバンの時にできて、重い元素は恒星の中心部でだんだんと作られてきました。)
恒星が死を迎えて、大爆発したときに、重い元素などが宇宙に放出されて、ちりやガスとなります。
それらは、新たな星の誕生につながったり、はたまた生き物の体の一部になったりしたのです。
私たちも、まぎれもなく星によって作られた存在なのです。
まさに星の子どもなのです。
さまざまな物質は、新たな星になったものもいれば、人間となったものもいる。
私たちは、星の子供であるとともに、星の兄弟姉妹でもあるのです。
元をたどれば、関係がものすごく深いということは分かってもらえるかと思います。
それでも、太陽みたいな猛烈な熱や光を発する星と、それ以外のあらゆる物質はまったく別物と思われるでしょう。
でも、実際は、ほとんど同じで、大きくなれば太陽みたいになるのです。
木星は直径があと10倍くらい大きかったら、自ら光や熱を発する恒星になっていただろうと言われています。
宇宙空間に存在する物質は、巨大になれば太陽みたいになるのです。
地球だって、中心部はとんでもない熱をもっています。
人間とか生き物も、成分比率は異なりますが、宇宙空間に放り出されて、超巨大になれば、太陽みたいな星になることでしょう。(さすがにありえないけれど、元の性質は同じということです。)
私たちは死んだら星になると言われていますが、本当にそうなるでしょう。
魂とかがどうなるのかは知りませんが、物質レベルでは散って地球と同化する。
そして、何十億年も先になるかもしれませんが、地球が消滅して、また他の星として生まれ変わることでしょう。
現在の太陽も、ビッグバン以後の3代目だと考えられています。
宇宙は金太郎飴やロシア人形のマトリョーシカ(中に同じ人形がいくつも入れ子になっている)みたいに、どこを切り取っても同じようになっています。
人間もまぎれもなく宇宙の一部です。
ここからはちょっと言いすぎになっているかもしれません。
でも、きっとそうだろうと思っています。
「あなた=宇宙そのもの」
こう言っても、言い過ぎではないだろうと考えています。
宇宙は圧倒的に偉大な存在、それに比べて、自分はなんてちっぽけな人間なんだろうというふうに思っているかもしれません。
今あなたが自分のことをどう思っていようと、そんなことは関係なく、「あなた=宇宙そのもの」だということです。
「あなたは宇宙とつながっている」
このことはスピリチュアル系の本でよく語られていることだと思います。
たしかにそのとおりだと思います。
でも、実際はそんなレベルの話ではなく、「あなた=宇宙そのもの」と言っても過言ではないということです。
あなたは、星から生まれた存在であり、星の兄弟姉妹でもある。
そして、あなたは宇宙そのものである。
死を迎えるときまで忘れないでいて欲しいと思っています。
なんだかちょっと宗教的なお話のようになってしまったかもしれません。
でも、科学は、進めば進むほど、まさに宗教のような話になってきているのです。
人間も星によって作られた、宇宙で生まれて、宇宙にかえって行く存在なのだということが、どういうふうにしてわかってきたのかについては、以下の本が詳しいです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4797332441
僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して (SB文庫) [文庫]
マーカス・チャウン (著), 糸川 洋 (翻訳)
読むのはけっこう大変かもしれませんが、物理学、化学、地学、天文学などがどのように関連しながら発達してきたのか、人類の科学の発展が、物語のように楽しめます。
中学生や高校生のときに読みたかったなあ、なんて思ってしまいます。
P.S.
宇宙は地球上の砂粒1粒みたいな存在だったりして・・・
私たちが知っている約150億光年の大宇宙というものも、もしかしたら、もっとはるかに巨大な存在のごくごくごく一部にすぎないのかもしれません。
私たちが考えている約150億光年の大宇宙:大宇宙が無数に集合した存在(何と呼んでいいのかわかりませんが)=砂粒1粒:地球というような関係になっていてもまったく不思議ではありません。
ましてや、これらは3次元の世界の話で、宇宙は2次元、4次元、5次元・・・11次元というふうに、多次元構造になっているだろうと考えられています。
マルチユニバース=多元宇宙論は、物理学の世界ではかなり一般的な考え方となっていて、具体的にイメージできないからそんなのあるわけないとは、言えそうにありません。
宇宙は輪廻転生を繰り返し、無限の存在であり、始まりもなければ終わりもない。
そんな無限の宇宙が、有限な命というものを持って存在しているのが、生き物であるということだと思います。
宇宙は、宇宙とはいったいどういうものかを知ろうとして、それなりに深く理解することができるようになった人間というものを生み出しました。
人間はそこまで到達してきたということです。
そんな時代に生まれ育ったということは特にすごいことだと思います。
次回は、今回の話の流れを受けて大き目の話をしたいので、
・病気とはいったいどういうものなのか?
・なぜ病気になるのか?
・死ぬとはどういうことなのか?
といったことについて語りたいと思っています。
最新の科学によってわかってきた、病気の正体とか、そういう内容です。
ちょっと驚かれるかもしれません。
ダイエットの話は、またその次から書いていきますので、ちょっと待ってくださいね。