観た映画 2022年9月 | BTJJ

BTJJ

リハビリの為のタイピングブログ

■2022年9月に観た映画

12本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)

 

・秘密の森の、その向こう (原題:Petite maman) - 4.1 (伏見ミリオン座/2022.9.29)

監督 脚本:セリーヌ・シアマ。2021年。日本公開2022年。ポスターにも大きくある通り"燃ゆる女の〜最新作!"は監督への期待の高さが窺える。あまりにも映画的、丁寧且つ上品な作劇に唸らざるを得ない。過去と現在が並ぶ作品に個人的に弱い事もあるが、非常に豊かな表現の作品だった。天才か。

 

・LOVE LIFE - 3.8 (伏見ミリオン座/2022.9.27)

監督 脚本:深田晃司。2022年。語り口の切り替わりが多い話をロングショット且つ複雑に撮っているのにも関わらず、誰が観てもちゃんとシンプルに作劇されている手腕がさすが。フィックスと移動の使い分けが印象的だった。登場人物誰にも共感出来ないのでなんともですがリアルと言えばリアルか。

 

・LAMB ラム (原題:Lamb) - 3.3 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.9.27)

監督 脚本:ヴァルディミール・ヨハンソン。脚本:ショーン。2021年。日本公開2022年。予告を観るからにあまりタイプでは無さそうな感じがしてましたが的中。個人的にはちょっとニッチ過ぎ且つテーマが自分の実感みたいなものからかけ離れすぎててほぼノレず。羊人間の見た目の面白さはあったがそれだけ。(ムチムチの背中に笑った)

 

・草の響き - 3.9 (WOWOW/2022.9.25)

監督:斎藤久志。脚本:加瀬仁美。原作:佐藤泰志。2021年。

 

・恋する惑星 4Kレストア版 (原題:重慶森林) - 3.6 (センチュリーシネマ/2022.9.23)

監督 脚本:ウォン・カーウァイ。1994年。全然世代じゃなくて初鑑賞でした。大きな劇場が満席だったことや、アバンから全力の自由さを感じ、当時のパワーを想像できた。個人的には趣味とは少しズレるなぁとは思いますが、叙情豊かで良い映画だった。他のも見てみたい。
 

 

・渇きと偽り (原題:The Dry) - 3.7 (センチュリーシネマ/2022.9.23)

監督 脚本:ロバート・コノリー。脚本:ハリー・クリップス。2020年。日本公開2022年。非常に丁寧にしっかりと順序立てて組み立てられた作劇によるサスペンス。...という事は先どうなるかも予想が着いたし大体その通りに進みます。そういう部分での驚きは無いがしっかりある程度楽しめる、正にこういうので良いんだよ映画でした。うん。

 

・39 刑法第三十九条 - 3.6 (Blu-ray/2022.9.17)

監督 脚本:森田芳光。1999年。

 

・靴ひものロンド (原題:Lacci) - 3.8 (伏見ミリオン座/2022.9.13)

監督 脚本:ダニエレ・ルケッティ。2020年。日本公開2022年。父母子と3つの視点から展開されるそれぞれの言い分はたぶん一生分かり合えないし、世界中どこ探してもそれを出来てる家族なんて居ないんだろうなぁと思いながら観た。ラジオを放り投げてからの...シーンが非常によかった。

 

・百花 - 3.6 (イオンシネマワンダー/2022.9.12)

監督 脚本 原作:川村元気平。脚本:瀬謙太朗。2022年。ぶっちゃけ名前でアレルギーありましたが観てみると何とも特殊な映像表現をしている作品で驚いた。時折り入る過去映像が鼻につくと言えばつくが、全体的にはかなり渋い。抑制された音楽と音響的に魅せていくスタイルの対比もクールでカッコよかった。話はつまらなかった。

 

・ライダーズ オブ ジャスティス (原題:Retfærdighedens ryttere) - 3.5 (WOWOW/2022.9.11)

監督 脚本:アナス・トマス・イェンセン。2020年。日本公開2022年。最初の地下鉄のシーンがピーク。画面がつまらない。

 

・Zola ゾラ (原題:Zola) - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.9.6)

監督 脚本:ジャニクザ・ブラボー。脚本:ジェレミー・O・ハリス。原作:デビッド・クシュナー。2021年。日本公開2022年。細かいギミックが隅々まで配置され、濃い。話自体はあるのか無いのか別にどっちでも良い感じだが、丁寧な画作りやカットのテンポなどは映画的。尚且つあくまで軽い作り上がりで楽しめた。突然起こる暴力は少し地味に感じたが非常に独特な作品で良かった。

 

・さかなのこ - 3.6 (小牧コロナワールド/2022.9.2)

監督 脚本:沖田修一。脚本:前田司郎。原作:さかなクン。2022年。演出や作劇は相変わらずの沖田節で充分に楽しめたのだが、単純にお話自体があまり面白くなく鑑賞後の満足度もやや低めだった。キャラクター設定にあまり説得力が無かったのもイマイチ入り込めなかった要因か。柳楽優弥の存在感が光った。