第4話


AKOがゲットしたセレナの場合、セカンドシートもサードシートも前後に大きくスライドするタイプで、ともに3人掛け。背もたれは、セカンドシートが1+2の分割式でサードシートが非分割式のものであった。
5名乗車にするため、セカンドシートとサードシートのどちらかを撤去することになるのだが、分割式の背もたれを持つセカンドシートを使うよりも、非分割式のサードシートを使ったほうが手間がかからないのは、明らか。

といったワケで、方針が決定。


まずは、シートの取り外し作業にかかります。
SAM・PJのブログ=クルマ別館-カバーをはずす
シート下の樹脂カバーを取り外します。これは、プラスねじ1本でとまっているだけ。カバーを外すと本命の取り付けボルトが露見します。
SAM・PJのブログ=クルマ別館-シート取り付けボルトをはずす
14ミリのボックスとラチェットを使って、取り外しましょう。これが、シート1脚に付き前後左右の4箇所ありますので、繰り返し作業します。
シートの取り付けボルトは4箇所とも同じものを使用しているのですが、ねじ山の噛み込みなどによって場所を変えると入らなくなってしまっているクルマをよく見かけます。場所を覚えておいたほうが無難ではないかと思われます。

サードシートも加工を施すために一旦取り外してしまいましょう。
SAM・PJのブログ=クルマ別館-シートを取っ払う


まずは、シートが前後にスライドしないようにするための加工。
SAM・PJのブログ=クルマ別館-スライドリンクをはずす
スライドレバーの動きをシートレールに伝えるためのリンクを外してしまいます。これで、シートレールの位置は、最初に決めたところから動かせません

次に、シートバックのリクライニング機構の制限。

SAM・PJのブログ=クルマ別館-カバーをとる
リクライニングレバーのカバーとリクライニング機構のカバーを取り外します。プラスねじを外せば簡単に取り外せます。ただし、リクライニング機構カバーのほうは、ちょっとした知恵の輪的思考が必要かもしれません。

SAM・PJのブログ=クルマ別館-リクライニング機構に細工

レバーを取り外してしまうというのが、仕上がりの美しさから言ってベストかもしれないのですが、ちょいと厄介な取り付けられ方をしているので、今回はパス
リクライニング機構が見えたところで、よく観察してみると、矢印の位置にボルトでも差し込んでやり、動きを制限してやれば、リクライニングしなくなるということがわかります。この方法を使えば、シートを前方に折りたたむことはできるので、機能的にもバッチグーでしょう。
で、まずは下穴を開けて、タップを立てます。M3のサイズでやってみました。
次にボルトを差し込むのですが、ボルトでは頭の部分が邪魔になってしまうので、イモねじをねじ込んでみました。

動作を確認して、シートレールに取り付ければ完成です。

SAM・PJのブログ=クルマ別館-完成

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