桜の便りなど春めいてきましたね。
先日移動着物屋さんを覗いてきました。
着物はすでにいっぱいあるし中古品でお買い得があれば買うけれど新品まではなぁと思っていたのですが、とっても素敵な帯を見つけてお手頃だったので買いました。
その翌日も時間があったので、ちょっと見に行った先でまたステキな品に出会ってしまいました。
最初はグラデーションの汕頭の訪問着かなと思ったのですが、実際袖のところをよく見ると蘇州刺繍でした。
凄く色も柄も刺繍も好みだったし、正価は7桁近い値段でしたが、5桁に下がっていたのて迷った末に結局買ってしまいました。
汕頭刺繍も蘇州刺繍も、グラデーションの着物も
訪問着もどれも好みだったので買ったのですが、仕立する方に見せたら、これは手刺繍ではなくミシン刺繍だとか、素人には分からない焼けがあるとか。
展示品は蛍光灯の下で売っているので、多少の焼けはあるでしょう。
たとえミシンを使った刺繍だとしても、外からわからないほど精巧にできていて本人が満足して買ったのだから他の人がどうこう言うのは、どうなのかなと。
ときには言わないほうが良い事実もあるのにねw
楽天家の私ですから、この方はきっと良い着物を安く買ったので目利きの私を嫉妬しているのだと思う事にしておきます。
自分サイズに仕立てる訪問着。
とっても楽しみです。
ところでその着物屋さんで着物を買ったので、札幌に来る歌舞伎のチケットを千円引きで、融通してくださるパンフレット貰いました。
歌舞伎は行きたいけれど札幌は遠すぎで行くならいっそ東京に行くので、1000円引きのチケットは譲っていただかないことにしましたがそういえば地元にも来るのではないかと思い直しました。
ネットで検索したら、7月4日にどうやら地元に来る模様。
去年地元で講演した歌舞伎は、お囃子なども入ったかなり本格的なもので、ストーリーも分かりやすく楽しいものでした。
久しぶりの歌舞伎で地元の方々がかなりの割合でステキな着物で来ていました。
実際私は、もっと多くても良いのにと思ったけど、他の地域より多かったという事かも?
とにかくそれをみた演者の方が予想より着物人口が多くて嬉しかったので来年も来たいと聞いていたのです。
着物にはこういう効用もあるのですね。
おしゃれな夏着物を着る機会ができたのが嬉しいし、他の方の素敵な着物を見るのがとても楽しみです。