できる歯科衛生士って? | 春風あかねのブログ

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歯科衛生士とケアマネージャーの資格を持っています。くも膜下出血からの生還。最近では自己愛性パーソナリティー障害の人との関わりを絶とうと決心。

私は今主人の整骨院で助手・受付・医療事務のようなことをしております。

ふと、これって、歯科衛生士の業務に通じることがあるなと・・・


開業医の場合、先生、衛生士、助手、受付のスタッフ構成の場合

衛生士は歯科医師の指導の元に助手にはできない数々の仕事があります。

例えば、フッ素を塗布とか、歯石除去とか・・・

なので、歯科医師の片腕といっても過言ではないと思います。(偉そうにと思っている先生方ごめんなさい)


私の恩師の先生は助手は雇わない主義の先生で、衛生士に衛生士業務の他

受付や医療事務(カルテも書きます)あらゆる事をしていました。

最初は忙しい時など衛生士業務に集中したいと思った事もありました。

特に医療事務は残業でやっていました。

歯科は点数が細かくてレセプト1枚書くのに30分かかったこともありました。(当時は手書き)

いや、大変なところに来ちゃったなと・・・

医療事務(特に歯科の点数)は治療が終わるとカルテにも瞬時に書かなくてはならないので

一生懸命覚えました。通勤電車の中で覚えていたら隣のおじさんに

「こんなことは家でやりなさい」と怒られました。(たぶん医療関係者)

就職して1年は常にメモ帳をもち、注意されたことやわからないことなどメモって

帰りの電車でまたその日の気づいたことを書いて次の日同じ失敗をしない。

歯科の医療用語ってわからないのが多々あるんです。


1年もすると、慣れてきてカルテなどもスラスラ書けるようになり、

「同時にこの患者さんはどういう治療をしてこれからこういう治療が待っている」

と読めるようになりました。

患者さんに説明するときも、先生が説明するのと同じように

「次回はこういう治療をしますから」「いくらぐらいかかります」

「予約は1週間後で」とか

「自費治療と保険治療の違い」

など、先生の説明の後で患者さんが疑問に思っていること、

先生には聞きにくいけど衛生士なら聞きやすい。などなど。


診療補助(治療の際に先生のアシスタント)なら、

薬剤や器具の準備など先生を待たせることなく先読みをします。

あとは、同時に他の患者さんを入れて手際よく仕事を分担する。

印象(歯型をとる)ならこの患者さんはこの大きさの型が必要とやる前から

頭で計算する。

患者さんが入って帰るまで一通りの流れを頭の中にイメージするのです。

時には補綴物のことで歯科技工士さんと話をすることもあります。

例えば義歯の歯の色や型の取り方など。技工士さんは直接患者さんと

接点がありませんから衛生士ならいろいろと注文もつけやすいし聞きやすい利点があります。


衛生士は「読み」「手際の良さ」「女性特有のやさしさ」プラス「技術」「礼儀作法」「清潔感」

総合すると「頭の回転のよさ」

先生とのあうんの呼吸。

患者さんはみなさん緊張していますから、

この患者さんは何が怖いんだろう、不安に思っているんだろう。

とこれもまた先読みします。

緊張がほぐれると、治療の話以外で気づかされる事もあります。

例えば「来週から海外に行くんだけど」「近々結婚する」


いろんな事が読めるようになりなす。

そうなると、毎日の仕事が大変だけど楽しくってやりがいがあります。


時には患者さんが他の新規の患者さんを紹介してくださると

認められた気分になりとてもうれしくなります。(本当は先生の腕のよさなんでしょうけど)

時には治療が一通り終了するとお礼をいただくことも。それは患者さんの気持ちなので

ありがたく受け取ります(お金ではないですよ。ハンカチとか)


私は本当に歯科衛生士になってよかったと思っています。


今は整骨院助手ですけどねニコニコ




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