1904(明治37)年12月27日、イギリスの劇作家 ジェームス・バリーの童話劇
ピーターパンがロンドンで初公演されたことにちなんで制定された記念日です。
(参照:病院検索ホスピタのサイトより)
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この有名な童話ピーターパンの名を冠した症状「ピーター・パン・シンドローム」。
よく聞く病名ですが、一体どんな症状なのでしょう?
ピーター・パン・シンドロームとは1970年代後半アメリカで誕生した言葉で、
大人の年齢に達しているにもかかわらず、精神的に大人になれず、
団体生活の仲間に入ることができない男性を指すものです。
これはパーソナリティ障害とよばれ、誰もが持っている問題の一種であり、
心理学や精神医学の正式な用語ではありません。
現代では、大人になることを拒み現実逃避する傾向のある男性のことを指します。
ピーター・パン・シンドロームの症状は簡単に言ってしまうと、
体は大人、心は子供、まるで逆コナンくん!ということです。
言動が子供っぽいというのが特徴で、それゆえ、精神的・社会的・性的な部分にリンクして
問題を引き起こしやすく、人間的に未熟でナルシシズムに走る傾向を持っているといわれます。
また、大人になれない症候群とも言われ、子供から大人になる段階で、
青年期に大人になるということが出来ないまま成長してきた人たちのことを指します。
大人になることを夢見ながら、しかし同時にいつまでも子供でいたいと考えて
自分が安心して暮らせる環境で、社外参加せず、就職もせず、結婚せず、子供も育てずにいる。このような状態、つまり、大人社会への現実逃避の手段の一つです。
ピーター・パン・シンドロームの検査方法というのは、
何か脳や身体に症状が出ているわけではないので非常に難しいところがあるそうです。
大人になった人間に対して自立心、責任感などがきちんと芽生えているかどうか、
ある一定の範囲異常に自己中心的、怒りやすい、などの症状がないだろうか、
という点を見極めるための質問をしていく、というのが主流になるといいます。
ピーター・パン・シンドローム自体は病気でないですが、社会生活に適応できずに
苦しんでいるような場合には心療内科などでカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
カウセリングは、何が問題なのか話を聞き、行動療法などで癒していきます。
自分でも客観的な意見で問題がわかりやすく、問題解決の早道になるでしょう。
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心療内科といえば、最近、大阪で放火され、20数名の方の命が奪われました。
なんと60歳を越えている犯人だということですが、長男と心中しようとして切りつけ、
結果、逮捕されているような前科があったそうです。
詳しいことはわかりませんが、自分で精神的な問題を抱えていると分かっているから
精神科のお医者さんにかかっているはずで、冷静な一面も持っているのでしょう?
そんな人間が自分一人で死ぬのが怖いからと、なぜ周りの人を巻き込む必要があるのか。
本当に、考えられない事件を見るたびに憤りが隠せません。
なぜ、なんの罪もない人たちまでもが犠牲にならないといけなかったのか。
2度とこういう悲劇が起こらないことを願うばかりです。
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