Bitai参加作品 おぼんろ「STAFIA GEMANYO」ゲマニョ幽霊終演。  |  高橋倫平 父してます!

 高橋倫平 父してます!

二児の父、そしてたまに役者。
覗き見してくれる人たちがハッピーになれるようなブログを
投稿していきます!



モルドバ時間6月3日19時

おぼんろ初の海外公演

無事に終演しました。

すごく多くの人に支えて頂きました。
本当に

本当にありがとうございました。

行くと決まった時から

 

「支援してもらわないと、行くとこが出来ない。」

 

という事実が目の前にドーン!って立ちはだかってました。

実際、最初は思うように集まらなくて、

もしかしたら、、、無理?

なんて事も頭の中をよぎっていました。

その壁を300人近くのみなさんの支援によって

突破することができました。

本当にとんでもないことだなって。

感謝する事しかできない。

みんなが「おぼんろ」を応援してくれている。

みんなが「おぼんろ」に期待してくれている。

そう思えることが

どれだけ力になったことか。

本当にありがとうございました。


おぼんろは
現地入りした後も、稽古し、
他団体の演目を覗き、研究、対策し、
「ゲマニョ幽霊」という物語を
世界に伝えるためにはどうすれば良いのか?と
ギリギリまで奮闘し続けました。

最後に信じたのは自分たちが

今まで培ったきた

「4人で物語を転がす」

という感覚だけだったのかも。

終演後の
「Standing ovation」
立ち上がり、拍手をするという行為は、
日本と違い
向こうにとっては、
当たり前の文化として定着しているんだと思う。

でも、

1回目のカーテンコールを終え、
拍手が鳴り止まず、


2回目も登場。やはり拍手が鳴り止まない。

 

「誰も動こうとしませんでしたよ。
本当に素晴らしかったです!」

後に会場に参加しに来てくれた、
モルドバの日本大使の山田さんが
仰ってくれました。

3回目。
そして、

4回目。

これは当たり前の事ではない。

そう思わせてくれるには十分でした。
鳴り止まない拍手の中、
世界に認められた。
自分達のやって来たことは正しかったんだ。
そう思えました。

ロビーに挨拶に出ると、
みんな、目をキラキラさせて、
写真撮影を求めてきてくれました。

重鎮の俳優さんがわざわざ来てくれ
しっかりと目を開いて
「あなた方は演劇をする事がいかに楽しいことかを知っている、
あなた方は素晴らしい情熱を持ち合わせている」
という言葉をくれたことがとても印象に残っています。

翌日
白塗りも落として、一人で街を歩いていると、
色々な人に声をかけて頂きました。
眼鏡をかけて帽子も被っていて
舞台上の姿は全然違うのに、
何故わかるのか不思議。

「娘の関係でポーランドから来たけど、
あなた達は素晴らしかった」

「君達、凄く良かったよ」

友達でも知り合いでもなくても
良いと思ったら良いと言う。
日本では経験しない状況に、
ただただ驚き感謝をしました。


「海外で舞台に立つ」という
若かりし頃の夢を叶えることができました。
海外に行けるなら
どんな舞台でもいいから、行きたい。
そんな風に思っていました。
こだわりなんてなかった。


今思えば、行けなくてよかったなって。


この時の為にとっておいたのかもしれない。


「おぼんろ」という自分のホームで
夢を叶えられた事を誇りに思います。



そして、
アウトローで一匹狼だった俺を、
根気よく誘い続け、俺の人生を変えてくれ、

俺の夢を叶えてくれた
尊敬する作家であり演出家であり俳優であり
一番の親友でもある


末原拓馬


に、心から感謝します。