風間塵@一次予選(蜜蜂と遠雷) | 珠算1級 合格への道

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高3(りろ)&中2(ちっち)の姉妹の、競技かるた&そろばん記録(+家庭学習、英語、習字)

蜜蜂王子こと、風間塵(かざまじん)16歳

養蜂業を営む家庭に育つ、ピアノを持たない少年。
のほほんとしているが、ずばぬけた耳を持ち、一度聞いただけでその音楽を完璧に再現することができる。
常識を打ち破る演奏で、聴く者に衝撃を与える。

 

映画では鈴鹿央士さんが演じる。

鈴鹿さんは、これがデビュー作。

なんでも、広瀬すずさんに見いだされた新人なのだとか。

(通っていた高校で、広瀬すずさんの映画撮影があって、エキストラとして参加していたところ、すずさんの目に留まった、らしい。)

それで、芸名に「すず」を入れたとか、どこかで読みました。

 

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第一次予選の1曲め

バッハ 平均律クラヴィーア 第一巻 第一番 ハ長調
約4分30秒の曲。楽譜付き音源。

https://www.youtube.com/watch?v=Dkt75juxvxw&list=RDDkt75juxvxw&index=1


 

ナサニエル(審査員)の感想
「まるで、雨のしずくがおのれの重みに耐えかねて一粒一粒垂れているような。」

「どうしてこんな、天から音が降ってくるような印象を受けるんだ?」


高島明石の感想
なんて無垢な、それでいて神々しい。」
天上の音楽のようだ。」

 

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第一次予選の2曲め


モーツァルト ピアノソナタ第十二番 ヘ長調 K.332 第一楽章

約7分。(藤田真央さんの演奏の音源。映画での演奏担当。)

https://www.youtube.com/watch?v=pP5Q_3jJU7U&list=PLIQd3UIq03bs4piEGLfjTyXeQjiBvaPcL&index=6

 

高島明石の感想
最もモーツァルトの天才を感じるフレーズ(動画 1:12から)に痺れた。まるで電気が走ったかのようにその感激が会場全体に共鳴し、鳥肌が立った。」

 

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第一次予選の3曲め

 

バラキレフ イスメライ

約9分。

亀井聖矢さんの演奏動画。

指がよく見える角度で撮影されています。

https://www.youtube.com/watch?v=9jMNMPyVdU0

 


楽譜付きの音源。

https://www.youtube.com/watch?v=78AslTXMp30


マサルの感想
空間全体から、音の壁が飛び出してくるかのようだ。」
地響きにも似た分厚いトレモロが、正面から剛速球で顔を、眼を、耳を、全身を打ってくる。」

ナサニエル(審査員)
青ざめた顔で沈思黙考

他の審査員たちの感想
「アンビリーバブル」
「ファンタスティック」
「奇蹟的だ」
「下品だ」
「サーカスだ」

三枝子(審査員)の感想
「完璧なテクニックなのに、初々しくみずみずしい。譜面を何度もさらい、気の遠くなるような練習を繰り返したとは思えない。この、いわば苦労や勉強のあとが全く見えないことも、審査員の拒絶を招いているのではないか。」

亜夜の感想
「この子は、音楽の神様に愛されてるんだ。
音楽の神様。神様は、あそこにいた。」
「風間塵。

彼はとても楽しそうだった。かつてのあたしのように。
神様は、彼を待っていた。かつてのあたしのように。
彼は神様と遊んでいた。かつてのあたしのように。」


「それがどんなに楽しいことか、すっかり忘れていた。」

弾きたい。風間塵のように。
弾きたい。かつてのあたしのように
。」

 

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次は、栄伝亜夜。

塵の演奏を聞いて、ピアノへの思い、音楽への思いがよみがえってきたようですね。

 

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