久しぶりに劇場に行きました。
「行きました」と言うより「行けました」という感じです。
発作性頭位めまい症を患っていて外出するといつ何時めまい発作が起きるのか分からないので一人での劇場行きは怖かったのですが、めまい発作が起きたら介抱するからとガールフレンドが言ってくれたので、劇場行きを決意。彼女に支えられながら天満駅からよぼよぼ劇場に向かいました。
誰が見ても完全に介護士と要介護老人です。

東洋、ほんとに久しぶりです。
劇場に着く前、劇場周辺が変化していてびっくりしました。
劇場のすぐ西にセブンイレブン出来ていたのですね。
一年近く来ないと都会の街って変わっていますね。

劇場玄関に到着。
懐かしさやら、病気で二度と来られないと思ったこともあったのでやっと来れたという感慨やらいろんな感動がグッと込み上げてきました。
へいこらへいこら彼女に引っ張ってもらいながら３階ロビーへ。開演したところでロビーにはほとんど誰もおらず、彼女と下で買ったお弁当を食べることに。
実は下のお弁当、初めて食べたのですがけっこう美味しかったです。
弁当を食べていると場内に流れてきたサンバのリズム、あっこれは坂上さんだ！とすぐ分かりました。今場内で坂上さんが踊っているんだなと思うと早く観たいと期待が膨らみました。
目も悪くなって暗闇は歩けないので、食事が終わり坂上さんが終わって撮影タイムまでワクワクしながら待っていました。
撮影タイムになって場内明るくなったので彼女に体を支えてもらいながら入って着席。
久々の劇場のイスに腰を落とし、ゆっくり心を落ち着けて４人目の赤西さんからじっくり見ようと思ったのですが、写真撮影で登場した坂上友香さんを見た途端無性に話がしたくなって、よぼよぼしていた自分が逆に彼女をひっぱるように撮影の列に…。
久しぶりの対面。友香さんに闘病からの復帰を報告。再会を喜びあいましたが、ガールフレンドといっしょだったので別の意味で友香さんを驚かせたかな（笑）
友香さんと彼女と３人でスリーショットしました。

やっぱり劇場にくるとアドレナリンが出るのか、自分が病気であることを忘れますね。病気が吹っ飛びます。

新人を除く出演者全員旧知の踊り子さんたちで、みんなほぼ一年ぶりの再会を喜んでくれて歓迎してくれて、ほんとうに嬉しかったし安心しました。
これだけ長いご無沙汰ですから忘れ去られていても仕方がないですからね。

約一年ぶりの劇場訪問＆ステージ観賞。
ものすごく不思議な感覚というか印象を感じたのです。
常連で通い続けているときには分からなかった感覚が全身に流れました。
踊り子さんが全身全霊で踊るステージでの姿、そこから発するエネルギーというか波動というかパッションというか、そんなステージからの発信物がこちらの全身全霊に響き渡るのです。しびれるように感動の電気が身体中を巡るのです。彼女らのステージに込めた魂が、こちらの魂にドスンと飛び込んでくるような感覚。こんな感覚、永年劇場に通ってながら初体験。
病気して長い観劇のご無沙汰がありましたが、実はそれがあったからこそ、踊り手の魂を全身全霊で受け止めるようなステージの観方を今回出来たのかも知れません。病は辛かったけど、その裏で別の「良」の貢献（＝新しいステージの観方）を自分に運んでくれたのでしょうか。

久しぶりのステージ観賞、ほんとうに良かった、楽しかった。
出演者全員、素晴らしかった。
みんなに感謝したいです。
中堅・ベテラン陣（綾ちゃん、友香さん、りょうさん、ちーちゃん）の圧巻のステージに大満足、新人さん（みなみさん）の緊張のステージにも思わず頑張れ！と願う涙が溢れました。


最後に、一緒に行ってくれたガールフレンドも本当に楽しかったようです。初の東洋訪問にカルチャーショックを受けたと思いますが、みなさんのパフォーマンスに圧倒され大感動したようすでした。特に踊り子さんとのツーショットが気にいったようです。写真を今日の宝物と言ってくれました。

まだ一人で行くのは不安なので、彼女が同伴してくれないと劇場に行けないかも知れませんが、ぜひまた行きたいです。

追伸・長い文章になりましたが最後までお読みいただき感謝です。