ストリップにのめりこむ要因の一つが踊り子さんに惚れること。
ステージに惚れ、ステージ上の踊り子さんのファンになるのは大いに結構。
劇場内だけのプラトニックラブなら楽しい。
でも、その気持ちが一歩進んで、この子とデートしたい、恋人になってほしい、結婚したいという野心が芽生えると、苦悩のドツボにはまり込んでしまいます。
踊り子さんを好きになってしまうと誰だって一度は食事くらいしてみたいよね。それが進んで一夜を過ごせたら…。ムフフな妄想がとめどなく広がります。
そこから始まるのが貢ぎ。差し入れ、花束、ご祝儀、プレゼント。他の客がどれだけ貢いでいるのか気になってきて競争心が出始めると貢ぎ合戦に発展。
街を歩いて宝石店があると彼女のためにあれこれ探してしまう。彼女の好きなブランド品も…。
貢ぎ合戦になると、数10万の価格でも最早高いという感覚はマヒしてくる。むしろ高いほうがいいという感覚に。あいつ(貢ぎ競争相手)よりも高くなければならない。
劇場でそれを渡す時、脳内は恍惚の状態。彼女の喜ぶ笑顔を見て、貢ぎはさらに拡大していく…。
こうなってしまうともう戻れません。危険地帯への突入です。
こうならないための方法、もし踊り子さんを好きになってどうしてもデートしたいという妄想が芽生え始めたら…。
貢ぎは絶対するな。
ちょっとした菓子折りに添えて、手紙を書きなさい。
あなたを好きになった。デートがしたいと気持ちを込めて。
そしてポラ(サイン)の時に渡しなさい。
返却ポラに踊り子さんからの返事があるはず。
それを厳粛に受け止めること。
吉報は万に一つの確率だけど、それに賭けること。潔く。
その心掛けで人生いくらでもやりなおし出来る。再チャレンジも出来る。
貢いで貢いであげくの果て心がボロボロお金もすべて失い借金地獄、そうなってしまうと人生そのものが終わってしまうことを知るべし。