「麺や  紀茂登」@茅場町(☆☆)

 ついに登場し始めた高級ラーメン店。
 ミシュランの星に輝く日本料理店「紀茂登」@神楽坂が出した超高級ラーメン屋で、一杯の価格は3500円。
 OMAKASEから予約をした上で指定時間に伺うという高いハードルながらも、ぼくは食べる価値アリと声を大きくして言いたい。
 
住所:中央区日本橋茅場町1-12-6 FF日本橋茅場町 1F
電話:03-4400-3650
定休:不定休
営業:11時45分〜完全予約制

 ビルの1階で、奥に入った場所のガラス張りの自動扉。
 中に入ると、店構えは和食店のそれ。高級割烹と言われても全く疑わない。ただ、入り口前の左にタッチパネルの券売機があります。この日からカード利用可能になっていたのでカードで支払い。

 中もお洒落なカウンター主体のお店。木のカウンターで、見える厨房は最新の調理器具などもあって期待が持てる感じ。

 

23年9月28日昼の来訪。

 12時5分に到着。OMAKASEで事前に予約をした人だけが入ることができます。 ぼくは12時15分の予約でしたが、席が空いていたので、早めに案内していただけました。

 

特製ハーフ/和え麺ハーフ/台湾阿里山ウーロン茶 3800円
 初めての方は高くとも迷わずこれをお勧めします。
 
台湾阿里山水出しウーロン茶(単品500円)

 サスギャラリーのチタン製カップじゃないですか? 飲むとわかる水出しの高級烏龍茶はさすがです。スッキリしていて美味しい。

 小ぶりなお冷も上質。
 
特製ハーフ

 開店当初の醤油や塩はないのですね。今は特製一本。器は有田焼でしょうか、美しい。
 黄色く半透明のスープは焼き赤甘鯛と鮑、鰹と3種の地鶏の出汁だそうで、程よい鶏油で実に美味しい。
 麺は細いストレートで歯切れよく美味しい。スープとの一体感がないという触れ込みでしたが、いやいやそんなことは…ないみたい。美味しいですね〜。もっとも、前日こっふーに口腔内調理しろと言われてやってしまっていたのかもしれません。でも、いいじゃないですか、美味しく食べれるのですから。
 上には千切りにしたネギと緑の小葱、そしてサイコロ状のアワビの身ではありませんか。むっちりしたアワビが異色を放っています。
 チャーシューは薄切りでロゼ色のそれ。低温調理されたものだと思いますが、よく歯切れが悪い低温調理チューシューもあるのに、ここのは柔らかく美味!! すごいぜ!!と思う。
 そして、海苔が溶けやすいの注意を受けたのですが、その風味が凄かった。ラーメンの海苔といえばただの付け合せ的で、せいぜいスープを吸わせて食べるものになっている感がありますが、ここのは海苔がまたきちんと存在感を示しています。
 
和え麺ハーフ

 先の細麺とは違い、人気の高加水なブリブリ系太麺ではありませんか!! スープは鮑の肝を溶かしたスープに浸っていたような記憶。美味い美味い。入っているチャーシューは食感もある大きめのサイコロ状で、上にはやはり刻んだネギ。ここの和え麺はマストですね。
 
 ちなみにハーフでないとどうなるかといえば、特製3500円、おかわり和え麺1000円、台湾阿里山水出しウーロン茶500円で5000円です。それでも良かったか〜。
 
 以前のものを見ると鱧を使ったラーメンを出されているので、季節によってラーメンの食材を替えてくるのでしょうね。なんと楽しみなことか。

 

麺や 紀茂登ラーメン / 茅場町駅水天宮前駅八丁堀駅
昼総合点★★★★ 4.0