アメリカの心理学者「レノア・E・ウォーカー」は、DVには"3つの場面からなるサイクル"があると述べています。
そのサイクルとは、
(1)緊張の蓄積期(イライラして小言が多くなる)
↓
(2)暴力の爆発期(自分をコントロール出来なくなり、怒鳴ったり、暴力を奮う)
↓
(3)ハネムーン期(泣いたり、謝ったりして、一時的に優しくなる)
です。(3)の次は徐々に(1)に戻り、DVは延々と繰り返される事となります。
そしてこれを境界例の症状や特徴にあてはめてみると、
(1)緊張の蓄積期
→境界例は標的をけなし、脱価値化しながら自分の立ち場を優位にしていきます。もちろん、同時に"要求"もエスカレートさせながら。
境界例から見れば、標的をけなせばけなす程、標的に要求を飲ませれば飲ませる程、自分の立場は優位になり、標的の完全支配に近づきます。
(2)暴力の爆発期
→要求は更に上がり、いよいよ身体的な支配にまで及びます。
サイコパスの脳は、一度"取れる"と思ったら、報酬を追い求め続けるように配線されているそうですが、支配についても同じ事が言えるのではないでしょうか?
一度"支配できる"と思ったら、完全支配(標的の死)に向かう事を止められないのだと、僕は思うのですが。
また、この時期、境界例自身には「ここまでしたら、標的が去っていくかもしれない。」という"見棄てられ不安"が芽生えてきていると推測されます。
"エスカレートする支配欲"と"芽生え始めた見棄てられ不安"が背中合わせに存在する不安定な心理状態でしょう。
男性の境界例はここで直接的な暴力に、女性の境界例は極度に激昂する(="ボダる"と呼ばれている状態)傾向にあると思います。
(3)ハネムーン期
→標的が怒ったり、縁を切ろうとしたら、見棄てられ不安から、急に態度を軟化させます。サディストがマゾヒストに一時的に変わる瞬間です。
僕は被害中、強烈に激昂した境界例子に決別を宣言しました。見棄てられ不安から「何でも言う事を聞くので許して下さい。」と泣きながら言った極度のサディストである"境界例子"に対して、「何で急に手のひらを反してるんだ?」と問い詰めた事があります。180°違う、真逆な人間に変わった様に見えました。
泣くぐらい反省しているのかと思い、仕方なく許してあげたら、、、、。
徐々にまた(1)に戻りました。。。
境界例は反省する能力がありませんから、相手に許して貰えば"全てチャラ"にしてしまいます。全て無かった事となり、また初めからスタートします。
こうやって、DVサイクルは繰り返されるのです。
★現在、切迫した境界例被害に遇われている方以外は、アメンバーの承認はしておりません。
被害に悩んでおられる方は、被害内容を簡潔にまとめ、メッセージ下さい。出来る範囲で対応します。
また、境界例被害相談は専門機関であるNPO法人「アイ☆ネクスト」もありますので、そちらにご相談されるのも良いと思います。
アイ☆ネクストのhpはこちらです。
また、アイ☆ネクストのアメブロ内のサイトはこちらです。