DVサイクルを、今度は共依存者(マゾヒスト境界例に限ります)の症状や特徴にあてはめてみます。



(1)緊張の蓄積期

→境界例が緊張の蓄積期にある時、共依存者は、けなされる事に耐えながら、境界例の要求を叶えようとします。

これは共依存者自身が、境界例に見棄てられる事を回避する為の行動のように推測できます。

見棄てられ不安から、境界例の要求に応えようと、必死でその関係にしがみつくのです。

但し、共依存者は無自覚のままそう行動していると思われます。




(2)暴力の爆発期

→境界例からの要求が更に上がり、身体的な支配にまで及ぶと、今度は徐々に態度硬化させていきます。

生命に危険が及ぶ可能性がありますので、当然と言えば当然ですが、共依存者も爆発に向かいます。

この時期、共依存者自身は「これ以上何かされたら、去ってやる。」という"見棄てようとする気持ち"が芽生えてきていると推測されます。


こうして、"境界例の見棄てられ不安"と"共依存者の見棄てようとする気持ち"が作用し合い、それまでの立場に変化が現れます。




(3)ハネムーン期

→境界例からの支配的な攻撃に対し、見棄てようとする気持ちから、共依存者はついに怒りを爆発させます。

マゾヒストがサディストに変わる瞬間です。


見棄てられ不安に駆られた境界例はマゾヒストになりますから、一時的に立場が逆転します。


但し、共依存者は依存先が無くなると困りますから、「私がついていないと、あの人はダメなんだ。」などと自分に言い聞かせながら、徐々にまた(1)に戻ります。境界例と共依存者の他者に執着しようとする気持ちが、関係をリセットさせるのです。


一見、良妻のようにも見えますが、境界例と同じく、共依存者も相手の為ではなく、自分の為に行動しています。他人に興味がないのに、執着出来るのはこの為でしょう。



こうやって、DVサイクルは繰り返されるのです。

何らかの原因で、このサイクルが同調出来なくなるまでは。





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