「第71回東京新聞杯」~安田記念との複雑な関係性~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 2月に入ると何となく施行される重賞であっても完全にスルーしておくことが出来なくなる。と言えるのは耐えるに忍べる体調の支配で、黙って書いているうちは無理せず云々の慰め言の葉は心配御無用であり御気持ちだけ賜る。本人、失敬ながら気分のままに生きており書いております。マジにキツイ時は救急搬送も厭わぬ行動パターンが出来ればと考慮。書けれない時、賭けれない時は無理してまで書かないし賭けない(笑)。

 で、その重視すべき重賞が賞金別定だったはずの「東京新聞杯」当該番組は資料が若干残存していたので活用すべきだが、ここでは軽く触れるだけにしておく。(国際)化が標準となっている現況であっても未だに収得賞金による増量馬の裁定を行う当該番組は不完全である。というのが当研の言い続けて来たロジックだが不完全だから結果はどうなるのか?が明確化していないので、1着馬をピンポイントでヒット出来ないのだろう。

日本馬:56キロ牝馬2キロ減.3,000万超過馬は超過額2,000万円毎1キロ増.

 昨年戦には、一切触れずに過ごした訳だがプリモシーン(特し)変化したから選定されたという逆引きにも応ずることは出来ない。そもそも2018年リスグラシューに◎を打った決定的な理由さえ記憶の彼方なのだからどうしようもない。
 強いて言える印象は「今年は牡馬が勝つ。」と思いついた程度である。マイルというと「MCS(*1)」から「京都金杯」に参戦したケイアイノーテック(牡6)が登録馬を抹消している。とこういう役に立つやら立たないやら判らないことにも視点が及ぶということはリハビリは進捗しているという風に考える。だから今年の「東京新」は8枠15番が怪しいとは言わない。唐突に何?と思う人もいようが同馬も立派なG1馬であり昨年戦では++58キロ馬であった。

 そんな事よりも、今年は少ない4歳馬の配置枠に着目する方がまだ理に適っている。と思い込んでいるのである。まぁ、まだ火曜なので週中、張り切ると返しがキツイので無理せずに泳がせてもらう。

 そのかわり、集計期間は10年だけだが例の「枠出目」も掲載しておくのでご容赦。これを1から作成する気力は心の片隅にも生まれて来ないのであるから貴重な資料であるかどうかは興味次第。プログラミングやスクリプトが組める人は、この程度、元データさえあれば、ササっと作れるのであり。羨ましい限りである。

 というのは簡単だが「賞金別定」を考え出すと日本競馬独特な部分に触れなければならないのでロジック的にも、非常に面倒で煩雑になって来る。その煩雑に耐えて出した答えが間違っている「AJCC」などで思い出したくない記憶があるが。国際G2が総じてグレード別定戦になったのは非常に嬉しい反面、あれもこれも多くなってサンプルの絞り込みが厄介になったとも言える。

  別稿で、単勝人気順よりも累積単勝売上の方が果実が多いと書いたが人気順の果実として~当該「東京新聞杯」単勝1番人気の増量1着馬が「安田記念」でも単勝1番人気であれば勝てる~いう事象があるが2019年のインディチャンプは少々事情が異なり且つ裏付ける特殊事情が4歳無増量馬である以外に存在しないので、これを「MCS」での単勝1番人気以外での勝利に結びつけることは出来る。

 一見、「CBC賞」、今年の「シルクロードS」と「宮記念」の関係性を持ち出したくなるが騙されてはいけないのは、従前の理論進行のままである。