2月施行の3歳重賞「第61回きさらぎ賞(NHK賞)」~基幹距離施行のステイタス~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 2月の声を聞くことで3歳戦線も本格稼働を余儀なくされる。今年は代替の影響を受けて様子見の芝18ではなく皐月賞の距離を試される訳である。

 そういう意味で1999年「京成杯」が施行距離をマイルからテンハロンに変更して皐月賞に日程を近づけた事案も出て来るが1月施行と2月施行では意味合いが変わって来る。

 それを証左するように「京成杯」は代替による距離変更を経験してない。一方、「きさらぎ賞」は代替を任された開催にて必ずテンハロンに変更して施行されて来た。

 直近の代替は1994年の単勝万馬券まで遡るので現行とは作用が異なることも鑑みる必要性も当然ながら出て来るから昨年の勝馬も見ることになるがコルテジアは本番「日本ダービー」で戦歴を止めている。逆に同じ2月7日に生成されたサトノダイヤモンドを持ち出す必要性も感じる訳である。

 該当馬がサトノDのように圧倒的人気になるかどうかは判らないが戦歴に人気順は見た目の派手さだけであり、そこを比較するのであれば単勝馬券の売上比較の方が余程、実りがありそうであるが面倒なので行っていない。

 代替開催で、フルゲート割れの一戦である。そんな中で美浦所属馬が輸送の危険を犯して6頭も登録している点にも違和感がある。

 ランドオブリバティは前走の影響はないのかラーゴム武豊は騎乗するのかヨーホーレイクになるのかなど、雑感の雑感なので、3頭もあげておく。だが、本当の要注意馬は重賞初勝利を逃げ切る事で目指す泉谷楓真のテンハロンだけの戦歴である。