20191210 | ねぇ、センセイ。

ねぇ、センセイ。

『幸せになる』って約束した。

それは
先生とは別の誰かを
選ぶってこと。

Dr×OLの奇妙な関係。


あぁ。。。

言い過ぎてしまった。


止まらなくて。
どうしても、軌道修正させたくなって。



『りぬの言うことは
いつだって正しいよ!
的を得てるし、真っ当なことしか
言ってないと思う』


『だったらさ!』


『でも、違うじゃん!
ひとの気持ちなんてそれじゃ
計り知れないことたくさんあるでしょ!』


そうだとしても。

私は、この件について
曲げないよ。


少なくとも、私は
何年君を見てきてると思ってる?


君の思考ぐらい察しがつく。


だから、曲げない。



私は、相手のことを実際知らないし
先生から聞いた話と、状況でしか
判断できないけど。

温度が、ゼロだから、思うことがあって。



『ー…。そうだよね。
ただ活字に起こしたら
りぬの言ってること
説得力しかないよね』


あんまり踏み込まれたくないんだろーなー。

先生って、こんなひとなんだからとか
自己分析されるのも嫌だもんねー。


知ってるんだ、ほんとは。



『りぬと話してたら
なんか、冷めた。
冷静になったら、そうだよね。
僕熱くなって、前が見えなくなってた』



なんとなく、私の熱量は
伝わったみたいでホッとする。


でも、柄にもなく言い過ぎた。
と、なぜだか私は反省してしまう。



『りぬ最近さー、
心の声漏れまくってるよね』


『ようやく心開いてきたのかもね』



私にも守りたいものはある。