日本の変額年金は海外のvariable life insuranceをベースに開発されたのか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

200年近く前から存在する、英国領マン島などオフショア地域で組成されるオフショア積立年金プラン(Savings Plan)は、歴史も有り地球上で最も完成されたファンドラップ口座だと私は思っている。

 

マン島のフレンズプロビデント・インターナショナルのプレミアやRL360°(旧ロイヤルロンドン)のRSP(旧Quantum)、ケイマン諸島のITA(インベスターズトラスト)のEvolutionような積立でオフショアファンドを100種類以上ある選択肢の中から自由に選択して定額で小口購入していけるものだ。

 

日本でつみたてNISAやidecoが登場するまでは、このような海外の積立ファンドラップ口座に近い金融商品は、日本では「変額年金保険」と呼ばれる保険会社が提供する不人気な商品しかなかった。

 

「変額年金」は名前から推測するに、海外の「Variable Life Insurance」というものを参考に作られたものではないかと思い、ChatGPT先生に聞いてみたところ、どうもそうでもなさそうである。

 

みずほ証券のHPによると、「変額年金保険」とは以下のようなものだ。

 

「変額年金保険は、一時払いで払い込みいただいた保険料を、株式や債券等を投資対象とする特別勘定(ファンド)で運用し、運用成果に応じて将来受け取る年金額が増減する年金保険です。運用成績によって、将来受け取る年金額、解約返戻金額、万一の時の死亡給付金額が増減します。ただし、死亡給付金額は最低でも基本保険金額(一時払保険料)以上が保証されます。」

 

以下、ChatGPT先生に「日本国内の変額年金は、海外のvariable life insuranceを参考に開発された商品でしょうか?」と聞いてみた回答。

 

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変額年金は、一部の保険会社が日本国内で提供している商品です。一般的には、海外のvariable life insurance(変額終身保険)とは異なる独自の商品として位置付けられています。

 

変額年金は、保険と投資を組み合わせた年金商品であり、一定の節税メリットや運用の柔軟性を提供することを目的としています。

 

ただし、変額年金が海外のvariable life insuranceをベースに開発されたと言えるかどうかについては、具体的な商品の開発経緯やデザインにより異なる場合があります。保険会社によって商品の構造や特徴が異なるため、一概には言えません。

 

一部の保険会社は、海外の経験やノウハウを参考にしながら、国内の法律や規制に合わせて変額年金を開発している可能性があります。しかし、具体的な商品開発の背景や関連性については、各保険会社の開示情報や公式発表を参照する必要があります。

 

総じて言えることは、変額年金は日本国内で提供される独自の商品であり、海外のvariable life insuranceとは異なる特徴や規制が存在する可能性があるということです。

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既に海外のvariable lifeも日本の変額年金というガラパゴス的商品も陰は薄くなってしまっているが、こう考えるとNISAに関しても英国のセービングプラン(Savings Plan)を参考にしたと言われるが、実体は日本独自のガラパゴス商品なのかもしれない。