国の借金とは結局だれに帰着するものなのか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

いつも愛読させて頂いている、Quoraの回答者Takashiさん(29) Takashi - Quoraの回答から転載させて頂きます。

 

国家の借金がこのまま積み上がっていって返済不能になった時、だれがそれを負担することになるのか?というもやもやした日本経済の謎を気持ちよくズバッと切ってくれています。

 

いずれは国民が負担するか、政府がデフォルトを宣言するかしかないがそれがいつまで延命可能かというチキンレースが行われているだけなのです。

 

自分には関係ないと思える人は、自分が死ぬまではたぶん逃げ切れるだろうと信じる老人だけです。

 

質問:「国の借金とは結局誰に帰着するものなのでしょうか?」

 

***以下Takashさんの回答***

 

第一義的にはあくまでも「政府」の借金ですが、政府が返済するのには、税収で行います。

つまり、最終的には納税者である国民が負担します。

 

国民が「何が何でも負担しない!」となれば、政府は返済不能としてデフォルト宣言をします。

 

そんなことはしないはずなんですが、もしすると、

「国債を持っている主体」が損害を蒙ります。

 

それは日銀や民間銀行や保険会社などであり、一見、国民は免れるように見えます。

しかし、結局は、預金者などである国民が損害を蒙ります。

 

やはり、どうやっても国民の負担なのです。

いまは負担を先送りできているというだけのことです。

いつかは負担を迫られます。

 

た だ し

国民の誰もが平等に負う訳ではありません。

特に世代間のズレは顕著です。

おそらく今の高齢者はあの世に逃げ切りです。

その下以降の世代が負わされます。

 

「どこまでの世代が逃げ切れるか」ということになります。

 

そして、いざ負担を迫られるときには

お金を持っていない人や保険資産がない人は、負わせようにも負わせ切れないので直接の負担は免れます。

とはいえ、経済は大崩壊しますので、貧乏人なら無傷という訳にもいきません。

 

ということで、現役世代や若い世代が逃げられるかどうかは、もはや運しだいですね。

(海外移住して、そこで生活できるようになれば別ですが…)

 

***Takashiさんの回答は以上***

 

逃げ切りたい老人たちは、自分たちの資産をなるべく使わずに銀行に寝かし続け、破綻の時が死ぬまで起こらないことを毎晩お祈りするしかありません。

 

逃げ切ることができないであろう若者や、あまり資産のないひとができることは、破綻の時を早めて老人達が逃げ切れないように追い込むことくらいかもしれない。

 

その為には、海外に外貨で資産を移転するしかない。

つみたてNISAなどやっている場合ではないのだよ。