【オススメガジェットその2】葛根湯 | せどりガジェット研究所

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皆様こんにちは。府御門です。
遠い記憶でオススメガジェットを紹介するとか書いてたんですけど、HHKBからかいていないことを思い出しました。
ので、栄えある2回めのオススメガジェットを紹介したいと思います。




というわけで、本日のおすすめガジェットは、葛根湯です。



え?

ガジェットどころか、クスリじゃねーか!

ですと?




聞こえませんw




せどらーの方達は、毎日仕入に梱包に女子大生に大忙しだと思います。
そして、専業の方は個人事業主なわけですから、特に体が資本です。

ですから風邪などひいていられないのですよ。
今時期、風邪も流行っていますし、布団をかけないで寝て体を冷やしすぎて風邪を引いたなんて言おうものなら、何を言われるかわかりません。(主にTwitterで。)

そこでオススメなのが、



葛根湯。



寒気が来た時に直ぐに飲んで思い切り温かくして寝る。

コレが鉄板です。異論は認めません。



風邪薬なんか飲んでも風邪はなおりませんが、葛根湯なら治ります。
いや、ほんとに。
ちゃんと根拠もありますw




葛根湯はいわゆる漢方、東洋医学に属する薬ですが、一般的な風邪薬は西洋医学に属します。
薬局では葛根湯もパブロンも同じ風邪薬コーナーに置いてあることが多いですが、これらの薬は全く種類の違うものです。
何が違うのかというと、端的に病気や治療の考え方が全く違うのです。

西洋医学的な病気の治療は基本的に、病因(病気の原因)を取り除くことと、症状を和らげることです。
とりわけ「薬」の役割は、後者の症状を和らげることにあります。
風邪にかかった時に、頭痛がすれば痛み止めを飲み、咳がひどければ鎮咳剤を飲み、熱が出れば解熱剤(実際は痛み止めと同じ事が多い)を飲むことになります。
実はこれらの成分、よく薬を勉強すると分かりますが、風邪を治しません。
風邪の諸症状は、ウィルスが直接引き起こしているのではなく、ウィルスの感染に対して免疫が反応することによって起きているのです。
熱が出るのは免疫を効率的に働かせるために必要な作用ですし、咳は呼吸器から外敵を追い出すためにするものです。鼻水やくしゃみも同様です。
ですから、風邪の諸症状は本来体を治すために必要なものなのです。
それをむやみに風邪薬で抑えこんでしまうと、一時的には症状が緩和して治った気分になりますが、実際は風邪が長引く原因にすらなるのです。


一方で漢方は、病気の状態を体全体の歪みと捉え、それを正しい方向に整え免疫力を高める事を基本としています。
体が冷えているときは温める処方を、熱い時は冷やす処方、といったように、西洋医学で「風邪」と一言でいう病態も、漢方では症状や体の状態で細かく処方が分かれます。
葛根湯は、体を温める効能を持つ処方で、「体が冷えている状態」の改善に役立ちます。
すなわち、「悪寒」や「こわばり」、「節々の痛み」、「汗をかいていない状態での発熱」といった風邪の初期症状が葛根湯の最も得意とする症状です。
ここでの「体が冷えている状態」というのは、客観的に発熱しているかどうかは関係ありません。
体が熱を欲しているかどうか、が問題になります。
風邪をひくと、体は免疫力を高めるために体温を上げようと、脳で体の設定温度を平常時よりも高く設定します。
そうすると、現在の体温と脳での設定温度にギャップが生じて強い寒気を感じるのです。
風邪のひき始めに高熱が出ているのに寒くて仕方がない、ということがよくありますが、まさにその状況です。

葛根湯は、体を温める作用によって設定温度とのギャップを埋める手助けをしてくれます。
葛根湯を飲むと体温が上がり、一時的に風邪が悪化したように感じることがありますが、これは正しく効いているということになり、ガッと体温を上げることで免疫力を一気に活性化させて早く風邪を治すことができます。
大人であれば、葛根湯を飲んで布団にくるまって寝れば、一晩で風邪が治ってしまうこともあるくらいです。


ちなみに、このように漢方をべた褒めすると、西洋医学の薬が全く意味が無いように思われてしまいますが、そんなことはありません。
抗生物質のような直接細菌を殺せる薬(ちなみに風邪はウィルスなので効きませんが)は漢方にはありませんし、咳止めや解熱剤のように症状をピンポイントで和らげる事も出来ません。
というか、考え方、発展の仕方がそもそも違いますから。

ですから、漢方VS西洋ということではなくて、両方共バランスよく使うことが肝になります。


また、漢方は万能薬ではなく病気の状態の判断、すなわち処方を間違えると悪化することもあります。
例えば葛根湯は体を温める処方ですから、一度熱が上がったあとに汗が出てきたあたりからは飲んではいけません。
汗が出ているということは、「設定温度<現在の体温」の状態で、体を冷やそうと動いているわけですから、温めるのではなく冷やすほうが正しい方向ということです。
この状態を意識せずに漢方を使用すると、効かないばかりか思わぬ副作用が出てしまうこともありますので注意が必要です。





ともあれ、繰り返しますが、風邪を引いたときは



寒気が来た時に直ぐに葛根湯を飲んで思い切り温かくして寝る。



コレは憶えておいて下さい。



オジサンとの約束だにょ!



あ、個人的な葛根湯のオススメは
葛根湯エキス錠クラシエ
などの錠剤タイプです。

顆粒タイプや液状のほうが効きは良いんですが、飲みやすさが格段に違います。
ちょっと漢方の独特の味が苦手という方も錠剤なら飲みやすいので試しやすいと思いますよ!



本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。



府御門