扶養義務について-扶養者側の気持ち- | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

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こんにちわ
朝子です

昨日は更新をしなくて申し訳有りません
私が更新日を勘違いしていたという
ミスによって起こりました

本当に申し訳有りませんでした


先日・・・と言っても半月ほど前でしょうか?
当ブログをお読みいただいている方から
こんなご意見を戴きました

「扶養義務とはなんですか?」

このような疑問について
私も比較的、受給者の立場での考えばかり
ここでお話していました

しかし、今回問題を定義して下さった方は
「扶養義務の扶養者の立場から」の事でした

この方は成人されたお子さんが
遠くの町で生活保護を受給しています

この方は
ご自身の生活も有るので
仕送りなどの定期的な援助はしていません

プライバシーに関わりますので
細かいご事情は記載いたしませんが
お子さんにいろいろご事情があり
生活保護となったそうです

そのお子さんとこの方(以降Aさんと致します)は
全く交流が無い訳ではありません

いろいろな事を考え
当初は苦しいなりにもお子さんを想い
一緒に暮らすことも提案したそうです

しかし、お子さんは
ご友人と離れるのが嫌だとか
いろいろお考えあって、それを拒否しています

お子さんの身をAさんなりに想って
お子さんの住む自治体のCW(ケースワーカー)とも
やり取りをしています

その際
その自治体の(と言うより担当CWの)
Aさんへの扱いと言うのが非常に良くない

言葉が少し乱暴かもしれませんが
「扶養義務者は仕送りだけしていればいいんだ」

と言わんばかりの言葉や対応が続いているそうです

その為、そのCWに対し様々な不満を感じ始めた事で
今回の問題について考えるようになったそうです

もちろん
Aさんは生活保護の重要性も認識されており
全てのCWがそうだとは思っていないと仰っています

そして、CWと言う者が
保護受給者の事を第一に考えての対応でもあるのだろう
そう理解し歩み寄りたいとも考えているのです

しかし、ご自身が現在経験されている状況や
その扱いの酷さに
「扶養義務の、扶養者とはいったいなんなのだろうか?」
そう思わされているのが現状だそうです


そこで、私は
生活保護手帳の「扶養義務の取り扱い」
の項目を読んでみました

そこには
保護の申請者に
扶養義務のある人間がいるかどうか
その者の調査方法
扶養義務者が扶養できるかどうか
援助できるかどうか

そのような事についてばかり書かれていて
扶養義務者が
どの様な立場で、どの様な権利や権限(と言うと少し堅苦しいですが)
があるのか?

そのような事は書かれていません

Aさんの場合
毎月決まった仕送りが出来る訳ではないので
その様な援助はしていません

しかし、お子さんから「助けて欲しい」
そう言われてどうにもならない事があり

何度か支援したそうです
しかし、その支援のお金が
本来の目的に使われませんでした

その為、CWに直接電話し
その問題となった案件について自治体で支援できないか?など
そのような事も含め、相談をしたそうですが

このCWは
「ご本人がこう言っているので」
「ご本人が違うと言っている以上干渉できない」
などなど

Aさんの話は全く聞き入れられていないそうなのです

もちろん
CWのこの意見が全て間違っている訳ではありません

例え親子であっても
個人情報保護法がある為
個々の情報が保護されていますし

親子の問題と言われてしまえば
第三者に当たるCWが干渉しずらいのももっともです

とは言え、自立する為の支援を行うのも
生活保護のCWの仕事です

親子の問題でも
きちんと相談に乗れる部分は相談に乗ってあげる
その様な行動は必要な事ではないか?

それは個人的にも思うところです

そこまでやってられないくらい
CWが現状でもとても忙しいのは知っています

しかし、生活を保護し
自立に向けての支援をするのが
生活保護の役割です

受給当事者の意見を尊重するのは必要な事だと思いますが
それを取り囲む扶養義務者が
真剣に当事者を思って、できる範囲でしかなくとも
その自立を真剣に応援したいと考えているのであれば
もう少し、意見だけでも踏み込めると良いのでは?

そんな事を考えさせられました

扶養義務の問題はとても深いです

昨今増えている
夫婦間、男女間、親子間で起こるDVなどの
暴力の問題もあります

これに漬け込み虚偽を申し立てる人もいる

虚偽ではなくとも
受け取る側の価値観でその扱いが変わる事もある

かくいう私も
前夫による夫婦間の問題を
軽度かもしれないけれどDVだと言う方もいれば、
夫婦ならそれくらい当たり前という方もいます

この基準は本当に難しいのでしょう
定義づけるにも、個々によって差の有る問題ですから

保護の受給者には
これらDVの被害からの
保護を目的とした方もいらっしゃいます


それでも、今年の7月から
「扶養義務の強化」
と言う事で法改正がされました

しかし、この改正の目的は
保護の受給者側からすれば
個々の事情や人権を尊重されていないものだし

扶養義務者側からすれば
自分達の生活が生活保護を下回ってないなら
とにかく、税金でなく親族で何とかしろ
と言った内容で、理解が無い

そんな物でしかないように感じる内容でした

とにかく、支援の形が
国の負担を減らす為の
金銭にばかり向いてしまっている
そんな気がしました


すみません
まだ私の中でも
この問題について
勉強も足りず、考えもまとまっていません

だからこそ
皆様のお考えが聞けたらとも思っています

「扶養義務者は、お金だけ?」
「扶養義務者が受給者と言う名の親族を案じ
意見する事は許されない?」
「(ケースにもよりますが)
扶養義務者の声を一方的に無碍にしてよいのか?」

金銭的援助が出来なくても
家族は家族

それでも、話し合えない家族もいるし
問題のある家族、ない家族様々有る

もしも、親族に生活保護の受給者がいたら

今日の問題は
保護の受給当事者には
辛い場合や不快を感じるものもあると思います

しかし、あえて深刻な問題の一つとして取り上げたのは
私は常に「相手の立場に立っても考える」からです
(もちろん、完璧に出来てもいないし
まだまだ配慮に欠けるなと感じることは多々有りますが・・・)

支援する側の考えや気持ちは
支援される側さえ良ければ踏みにじられて良いものなのだろうか?

この問題は、とても難しい問題と感じていますので
メインブログの方でも
いずれ、もっと深く掘り下げて
今後も意見したいと考えています

※Aさんには記事にする事について許可を戴いています