3分でわかる中国食品・食材攻略 -1899ページ目

中国人の値切りの極意とは?

■中国人の値切りの極意とは?

まいど、おおきにさんです。コテコテのナニワ企業経営者、戸田大介です。


中国での買い物は楽しいです。

買い物を楽しむためにはそれなり値段交渉術が必要となります。

そこで中国での買い物を楽しむための値切りの極意をここではみなさんにお伝えしたいと思います。
  
 
まず、中国では本来値段は店主と客が交渉して決めるものであることが多いです。

定価のような決まった価格はなことお店がたくさんあります。


日本のように定価があり安心して買い物ができるのは、デパート、スーパーマーケット、コンビニ等の限られたお店だけです。


デパートでも工芸品を販売しているような売り場以外は、法外な価格設定もなければ、デパートとスーパーでは中国人でも値切り交渉なしで買い物をします。

これらのお店ではぼられる心配なく安心して買い物ができます。
 

中国では値札をぶら下げていない店が多くあります。

最近、都市部や観光地では値札の付いている店も増えて来ました。
 
ここで注意して欲しいのは、その値札の価格が定価だとかんちがいしないで欲しいと言うことです。
 

例えば1000円の値札が付いている商品があったとしましょう。

すると500円から交渉を始めて700円で買えました。

普通の日本人は安く買えたとよろこんでしまうでしょう。


しかし、したたかな中国人の商売人は往々にして本来500円で売りたい商品に1000円の値札をつけていたりと言うことがしばしばあります
 

そうすると、どう言うことになるでしょう?

日本人のお客さんは、値切りが成功して安く買えたと思いこんでいます。

でも、実際は経営している中国人の商売人にすれば、想定内のことで十分儲かっていることになります。


こう言う、最初の価格を高く設定することは、観光客が大挙して押し寄せるような観光地のお店や土産物店にありがちです。


値札がついていれば、へーなるほどぐらいの軽い気持ちで参考までに見るぐらいで十分です。

店によっては、客が興味を持っているなと感じると、すかさずそこで安くしてあげるよと値札の表示価格より安い値段を、いかにもバーゲンプライスかのように言ってくることがあります。

それはあくまでも相手の提示価格なのです。


その提示価格があくまで交渉のスタートラインなのです。

およその目安として、商品によりますが食品以外の商品は表示価格があればその10~30%ぐらいの価格で交渉を開始してみるのがオススメです。
 
 
かなりの商品が相手の提示価格の50%程度で購入できることが多いです。


上手に値切るための極意は、最終的には自分が欲しいと思う値段をまず指値でズバリ提示します。

売り主が首を縦に振らなければ、だったらいらないと強気の態度で店を出て帰る振りをすることです。

売り主が売りたければ、出て行こうとした客に対して更に譲歩した値段を提示してきます。


それでも買うとすぐに言わずに、ダメだと首を振ってまたお店を出て行きます。

それでも売り主が売りたければ、お店に帰って来いと呼び戻して来ます。

そうなると、交渉成立です。

この場合は店側が折れてこちらの提示価格で買えたことを意味します。


万一お店に戻ったのに、自分の提示価格より高いことを言われたら再度出て言ってしまうことが肝要です。


売り主がこちらの提示価格に応じなければ、いらないよと言った素振りを見せて店を出ていくを振りをする。

これを繰り返して自分の欲しい価格に近づけることが、中国における値切りの極意です。
 

呼びもどされない場合は、店側がこちらの提示価格では利益が出ないので売らないと言うことになります。

その場合はこちらが買わずに出ていく素振りを見せた時に、店側が譲歩した価格が最安値になるので、どうしでも欲しい場合はこの価格で手を打つことになります。
 
 
遊び半分で価格交渉をしたら、相手が予想に反して簡単にこちらの提示価格に合意してしまう場合があります。


注意して欲しいのは、その場合は例えあまり欲しいと思っていなかった商品であったとしても、マナーとして買うのが筋になります。

特に欲しくもない商品は価格交渉をしないように気をつけましょう。 

 

お土産でも食品なんかはたくさん購入するからと交渉しても、よくて表示価格の10~20%、下手をすると端数しか安くならないことがほとんどです。

もしくは10個100元の商品が11個100元で買えたりする程度です。 
 

売り子が向こうからやってくる、3個100円のような商品は10~30個100円ぐらいになることがよくあります。

土産物屋さんでも、店の入り口にぶら下がっているような安い客寄せの商材は、私の経験上大体表示されている1個の価格で3~4個買えるのが普通です。



空港にあるお店は、テナント料が高いので、街中より同じ商品でも3倍ぐらいもともと高いことがあります。
 
だから、値引きが成功したとしても実際はそんなに安くはありません。

それに空港の売店ではもともと値引きもそんなに応じてくれません。

なるべくこれらのお店での買い物は避けた方が賢明です。 

 

中国語が堪能でなくても、電卓で希望価格を提示して、あなたが売らなければ他のお店で買うからいらないと言う毅然とした態度を示せば、値切り工商は可能です。


私は土産物屋であれば、大体表示価格の10~30%の値段で買い物をしています。



観光地、雲南省の大理で品質のよさそうなズボンを見つけた時も、1枚160元で販売していました。。

値段交渉の結果、2枚100元で買ったこともあります。 


 
中国で値段はあってないものと考えて、気軽に買い物を楽しんで欲しいです。


大切なのは自分がその商品にならいくら払ってもよいかを自分で決めることです。

そうすればそれより高い値段で買ってしまったと悔やむこともありません。


よしんば、多少高く買ってしまっていたとしても、自分が買ってもいいと納得して買った価格なら腹も立ちません。
 
 
欲しいと思った商品は似たような商品を他のお店でも価格をリサーチして、大体の相場の当たりをつけることが大事です。
 
一度購入した商品の価格が適正かどうか見極めるのは、同じようなお店でそれより安く買えるか交渉してみることです。

そう言うことを繰り返しているうちに、相場がわかれば、高く買ってしまうことはなくなります。 


 
価格交渉が成立した時に、売り主が損をした損をしたと怒ることがしばしばあります。

しかし、忘れてはならないのは売り主は商売で物を売っているのです。

決して原価より安く、損をしてまでは売ってくれないと言うことです。
 
だから、売り主が損をしたと言っている時は、自分の買えた値段が原価に近くいい買い物ができた言うことになります。


そしてそれがその商品のおよその相場です。

どんなに安く買えたと自分で満足しても、相手はちゃんと儲けを残して売っています。

だから、罪悪感にかられる必要は一切ありません。

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