すいません、もし待っている方がいましたらお待たせしました。
リク魔人様のところのパラレルエンディング、「不安な夜」
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一話はこちら
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うっかり最初のほうで挙手したために、蓋をあけてみれば面子があまりにも豪勢で・・・しくじった感がぬぐえません・・・/(^o^)\
もう、なんていうか、申し訳ない文章で申しわけありません←
「きゃああああああ!!」
ちゃぽーん、という無慈悲な音は・・・・・
不安な夜 2
蓮に食事を作りにいく十日ほど前。
ロケ先で見つけた見事な蓮の花。池を美しく彩っていた。
あまりに素敵でキョーコは写メに撮って蓮へ送ろうと思った。
携帯を横にして・・・・・・さぁ撮るぞ!ときばったところで後ろを通ったスタッフとぶつかった。
「え?あ?きゃああああああああああああ!!」
携帯は一応生活防水ではあったが、池に落ちてしまっては無意味だし、回収すら出来ないわけで・・・
「はい、これ」
「あああああああありがとうございます~!!!」
「うん、気をつけてね。ちなみにうちでも今後は全部スマフォに移行になるから。落としたらすぐに壊れるから気をつけてくれよ~」
「スマフォなんですか!?」
「あと、ナンバ変更だったよね?」
「あ、はい。いたずら電話(尚とかレイノとか)が多くなってきたので・・・」
「うん、しておいたから。知り合いには早めにおしえておきなさい」
「わかりました!ありがとうございました!」
キョーコは礼儀正しくお辞儀をした後部室で初めて手にしたスマフォをいじっていた。
(えーと、メルアドも変更して~これで尚からしょーもないメールも届かないはず!)
番号とメルアドを変更したわけだから当然既知間柄の人たちには教えないといけないわけだが・・・・
今回、携帯を回収不可能な場所に落としてしまったため、一切のデータを紛失してしまったことになる。
もちろんデータのバックアップなどとってあるわけもなく。
(どうしようかな・・・・頻度で言えば・・・・
1.モー子さん
2.千織ちゃん
3.敦賀さん
4.社さん
5.光さんたち
6.貴島さん ←new!
・・・・こんな感じ?)
キョーコは頭にそれぞれの顔を思い浮かべながら思案した。
(モー子さんと千織ちゃんは今日これから来るだろうから問題なし。光さんたちも今週中に撮りがあるからいいかな)
そして次に貴島を思い浮かべた。
(貴島さんは・・・・来週末からドラマの撮影にはいるから・・・その時でいいわよね?)
キョーコは貴島とよく一緒にドラマの撮影で一緒になる。
2時間枠で、貴島の役は探偵役でその助手を務めるのがキョーコである。
殺人事件を解決するからミステリィではあるがそれを二人で面白おかしく勧めるドラマで高視聴率を得ていて既にシリーズ化している。
ほんの少しだけ二人には恋心が芽生え始めて・・・という設定もまたうけているらしい。
(敦賀さん(と社さん)は・・・・どうしようかな・・・・最近ずいぶんお会いしてない気がする・・・)
電話番号は既に覚えている。が、メルアドまでは覚えてなかった。
忙しい蓮に会うのは稀だ。最近では自分も忙しくなってきたから余計かもしれない。
事務所にくれば蓮のポスターはたくさん張ってあるし、TVでだって見ない日はない。
会いたい、と、思う。
それに相反して会いたくない、とも、思う。
(こ、困ったな~~~~)
とりあえず、今度会った時にまたメルアドを交換してもらおう!
そう軽く思っていた。
だが事態は変な方向に動き始めた。
翌週、ドラマの撮影のためにスタジオについたキョーコは監督と会い、早々に叫びたくなった。
「き、き、キスシーンですかぁ!?」
「うん、突然の変更で申し訳ないけど、シリーズも4回目だし、かなり好評で二人の仲はどうなるの?っていう視聴者からのメッセージが多くてね」
「ラスト、ですか?」
「うん、そうだねぇ。まぁ貴島君だったら気心しれてるだろうし、あまり硬くならずにね?」
「はぁ・・・・」
そして、奇しくもこの撮影の後久しぶりに蓮に食事を作りにいく仕事に行くことになる。
続く
どのくらいの長さになるのか全く読めません。
どこかのブロガーさんがかいていました、自分の書く話しの長さがよめないのは書き手としては失格だ、と。
まさしく失格な私がここに・・・・!←