つい先日新生館で避難訓練を行いました。
前もってわかっている避難訓練程ドキドキするものはありません。
お年寄りの方々は、朝から落ち着きなく、「私逃げれるかしら?」
とか「何時からやるんですか?」「どうやって逃げるんですか?」
などなど・・・心配でたまりません。
やはりこの世代のお年寄りは、「逃げる」ということには
ことのほか神経質なのかもしれません。
というのも戦争時代を思い起こさせるのでしょうか。人生の
中で命をかけて逃げた経験は戦後世代には、あまりないと
思いますが、戦中派の方々には日常茶飯事だったと想像できます。
私たちは「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」くらいの遊びでも、ハラハラドキドキ
して、爽快な走りを体験しましたが、命がけというのは、精神的にも
すごい恐怖を感じるんだろうなあと思います。
というわけで、予想通り、万全の態勢で、日ごろは車いすを
ご利用の方も、なんとか介助の元、階段を歩いて避難されました。
この世代の方々は根性が違いますねえ~。
和気あいあいで頑張って避難した、訓練でした。お疲れ様でした。
スタッフたちも。