あけまして おめでとうございます。 | 新生館 男女数人四季物語

新生館 男女数人四季物語

名古屋市守山区の
有料老人ホーム『新生館』のブログです♪

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年中もいろいろありましたが、新年、新たな気持ちで新生館号は走ってまいります~ガタンゴトンと。


 新生館の皆様には、文字通りオギャーと新しく生まれていただいて

今年ものんびりではありますが、楽しく良かったな~とたくさん感じて頂けるような一年になりますように

心より協力させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 さて、新生館のお正月はどのようであるのかをお話しさせて頂きます。

新生館の一番の特長は何といっても「食べることが好き」ということです。

おそらく社長が食いしんぼうだからだと思いますが・・・

 もちろんお正月のメーンイベントのおせち料理は、厨房チームが全員出勤して、総力を挙げて美しく9種類の品々を白い板皿に盛り付けて出してくれるのです。何日か前から準備を頑張ってくれていました。また、手作りの梅酒(今回は知り合いの方が差し入れてくれました)です。薄めて温かい飲みやすい梅酒でした。ついつい飲みたくなる美味しさです。そして危険ですが、どうしても欠かせないのがお雑煮です(ノドにつまらないように、神経を使う最も大変な食べ物です)。飲み込みが大丈夫であろうと思われる人とそうでない人を分けて、大丈夫な人には、柔らかすぎないお餅を、危ない人には白玉のお餅を食べて頂きました。もちろん看護師も同席です。なんとか無事何事もなく食べ終わり、最後に新年のお茶とお菓子を食べていただきました。食べすぎの感もありますので、持ち帰りできる、入居者の方のご家族からの差し入れの甘くて美味しいお菓子で終了です。

 日本らしく、六段の調べをバックに、食堂にみんなが集まり、乾杯です。

スーツに身を包んだ挨拶下手の社長がまづトップです。そして私、そして入居者の代表の方の乾杯の音頭と続き、ようやくご馳走に箸をいれます。

 不思議なのは、日ごろ落ち着かない認知症の方々なんかも、静かに儀式を行えることです。やはり、大きなイベントは体の奥に染み付いているのですね~。

 それらしく徳利に薄めた梅酒を入れ、お猪口でさしつさされつ、懐かしいあの頃を思い出して一杯やりあっている男性軍、女性軍はパクパク味の吟味をしならが、意見を言いながら笑って盛り上がっていました。職員たちも、仲間に入り、雑煮をいただきました。

 さあそろそろ、宴たけなわとなりましたら、毎年恒例の「一年の抱負」が始まります。

職員も入居者も全ての人が「今年は○○します!」又は「○○頑張ります!」とみんなの前で宣言することです。全員が証人なので、出来ないと後々まで言われる事になるのです。

 みなさんきちんとした、新年の挨拶をされ、各自思うことを述べられました。おおむね健康に頑張りますといわれていました。一般的に思われるかもしれませんが、日ごろ消極的な事を口にする人がそんなことを言ってくれますと、私たちはとても嬉しいのです。職員もそれぞれ目標を持って頑張る決意をされましたが、そのそばから、違う態度だと直ぐに注意が飛んできます。

 そんな訳でワイワイ新年は無事明けたのでした。若干お一人様が梅酒に酔ったのか、ダウンされましたが、大事にならずに大丈夫でした。小さなお猪口にわずか2杯でもたまに飲むお酒は、特別きくようです。

 そんなこんなで、今年も元気に新生館の幕はあいたのでした~。また、いろいろあると思いますが温かい目で見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。