Ralph Laurenのお手入れ | shoesaddictのブログ

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米国古靴に関するブログです

今日は久々に一人の時間が出来たので、家にあるレディース靴を磨いてみました。
ここのところ激務が続いており、ストレスの強い環境下にいたため、無心になれる作業を求めていたのかもしれません。
靴好きでない方には「ストレス発散」=「靴磨き」という図式が分からないかもしれませんが、このブログをご覧になって下さっている方は腹に落ちるのではないかと思います(笑)

さて、今日のお供はこちら。



BENCH MADE IN ENGLANDのラルフです。
だいぶくたびれた姿になっておりました。



英国靴はあまり詳しくないのですが、CROCKETT & JONESあたりの製造でしょうか。


手書きの型番(?)を見てもピントきません。

さて、気になる状態はと言いますと、



全体的にカサついた印象で、トゥの小傷も若干気になります。
コバもみすぼらしい状態です。


踵周りは更に悲惨な状態ですね。
持ち主の革靴への理解が足りないのかもしれません。
このペアが不憫で仕方がないので、一肌脱ぐことに致しました。
仕事でぼろぼろの自分と境遇が重なって見えたのかもしれません(笑)

先ずはステインリムーバーで長年の汚れを落とし、M.モゥブレイのクリームナチューレで油分を補給、COLLONILのシュプリームクリームデラックスで艶出しを行いましました。



なかなかのべっぴんさんになりました。
手入れ前は無残な状態でしたが、さすがはラルフ。
もともとの素材が違いますね。




コバはブートブラックのコバクレヨンで凸凹を均し、M.モゥブレイのウェルトクリームで色を乗せて、クリームナチューレの染み込んだ靴ブラシで磨き上げました。


最後に記念撮影。
良い時間を過ごせました。