こういう温度差には気をつけてくださいね。
さて、ちょっとややこしいタイトルですみません。
最近思春期真っ盛りで、自立の第一歩爆走中の子供を見ていてよく思うのですが、
身体は大人の体格に近付き、
幼い頃よりも色々な知識も付き、
社会的ルールも分かるようになり、
行動範囲も広がり、
かといって、経験自体はまだまだ少ない。
という事は、
失敗経験ももちろん少ない。
そういう時期は自分は何でも出来るような気になっているのかもしれませんね。
何でも自分が思うようにやってみたい。
これは人に決められなければ動けない指示待ち人間になるよりはマシなのかもしれません。
失敗経験が少ない事から、自分の判断力に根拠の無い自信があるため、
親に指示されるのはとっても嫌。たとえそれが理屈に合っているとしても。
助言すら拒絶する子も多いかもしれませんね。
必ずしも失敗するとは限りませんが、
やはり危なっかしい困った状態とも言えます。
黙って見守るしか無い親はハラハラドキドキ。
親として多かれ少なかれ通る道なのでしょうね。
細かい失敗経験を積み重ね、そこから学びながら態度を少しずつ軌道修正してくれることを願います。
ですが、
こういう思春期状態って、何もティーンエイジャーに限ったことではないのですよね。
大人だって、全てを知っているわけではないのです。
それはどんな人にも当てはまります。
だけど、
そんなの自分には関係ないって思ってる人もいるのですよね。
子供を見ていて感じる事は自分だって同じなのです。
敢えて失敗経験をすべきだとは言いませんが、
失敗しないと、自分の知らないことがあるという事に気付けない場合があります。
やることなす事上手く行っている時期などが一番怖いですね。
自分が知らない事って、知らないから、それを知っていない事すら知らないというその事実はいつも心のどこかに持っていたいです。
短く言うと、
【無知の知】
ということなのですね。
もし、それを忘れている時は、そこに気付かせてくれる失敗という経験は有難いものなのかもしれませんね。
みんなその時その時で、自分の中で最新にアップデートされた知識と経験、教養を携えて生きています。
ですが、それでもまだ知らない事ってあるのですよね。
この世界、人生は奥がとんでもなく深いのです。
自分の意見に自信たっぷりに固執する人は、少しは自分にも知らない事があるという事を知り、他人の意見も受け入れる柔軟さを持てるといいですね。
それが出来なければ、
今の自分の判断能力の中で最善の生き方をしてみて、潔く失敗から学ぶという事も良いのでしょうね。
一歩先を行く人々が、きっとハラハラドキドキしながら見ているのでしょうね(^^)