雨の中の「みやざき短歌のつどい」 | 九州男の歌ブログ

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こころのひびきを紡ぐ短歌あれこれ

6/26日予定どおり「みやざき短歌のつどい」をほ開催しました。

ちょうど台風5号が九州西海上を通過中て゛、朝から荒れ模様の天気のせいか、出席者は思ったより少なく50人そこそこで、こじんまりとしたした集会になりました。

 昨年は口蹄疫の真っただ中で、開催不能に陥ったことに比べれば、まあよしとすべきでしょうか。

少人数であればこそ、それなりに肩をふれあうような雰囲気で、楽しく歌三昧の一日を過ごせたと思います。

 「つどい」の第一部は、宮崎県短歌界の重鎮、東口 誠さん(元教職 短歌結社 塔 )、荒巻和雄さん

(元教職 短歌結社 コスモス)そして宮崎県歌人協会会長 梅崎稜市さん(短歌結社 創作)による「気軽にトーク・短歌と私」でした。

 それぞれ、歌歴60余年の大ベテランの青春、そして現在にいたるまでの含蓄に富んだお話に、会場の

皆さんは、肩の力を抜いてゆっくりと楽しむことが出来ました。

 先輩歌人の言いたかったこと、「一昔のひとは命がけで歌を詠んだ」ということです。 

 第二部は「みんなの歌合評会」 それぞれが持ち寄った短歌を批評しあう場です。

解りやすい歌はそれなりに好評ですが、少しひねった歌はやり玉に上がります。

 今回の詠草の中から少し気になる歌を2首


  黙々とキュウリの種を蒔く母はキリンのように凛としている

  馬鈴薯の控えめな薄紫は私の爪とお揃いの色


作者は20代の女性です。 宮崎の短歌界も新しい風が吹き始めています。