今日もいい天気だ。
畑のことは気に懸かるが、思い切って宮崎市椿山森林公園へ向かう。
この公園は宮崎市と日南市北郷町との境界に位置し、宮崎の名峰、双石山の頂上の指呼の位置にある。
１，３００種の椿園である。
ここは、旧飫肥藩の参勤交代
の経路である飫肥街道であり
園内には、石畳みの杉並木の
殿様道路も横切っている。
椿はもう盛りを過ぎている
ものもあるが、まだまだこれか
らが開花の季節のようだ。
園内にはがっしりした展望台や
管理棟も設置されており、椿の苗や
椿油も販売されている。
園内を隈なく散策し、ゆったりとした
休日を過ごすのもまた贅沢な空間
である。
道脇に、「くさぎな」の木をみつけた。
春になったらこの若葉を摘み採って
食べることを楽しみに園を後にした。
せっかく句も作っていたが、あまりの天気の良さに、市民プラザの川柳教室に
は失礼して霧島に登った。
まずは池めぐり、白紫池、六観音池を同時に眺める二湖パノラマを経て
白鳥山（１，３６３ｍ）頂上へ。
ここから正面に見る韓国岳はしばらく登っていないが、今回は正面に位置する甑岳（１，３０１ｍ）に初めて登るこにした。
甑岳はその名の通り蒸籠の形をした
台形の山である。
今まであまり注目された山ではなかったが、
新燃岳の噴火で中岳などが入山規制され
た影響で最近登山客が増えている。
登山口からしばらくは平坦な森林の中を
高山特有の植生を観察しながらのウォーク
だが、突然、垂直に登る登山道となる。
距離的には僅かだけれどつい息が上がって
しまう。
やっと頂上に着くと先着のおじさんおばさん
連が賑やかに話しかけてきて、まるで以前
からの知り合いのようにうち解ける。
麓で買った弁当を食べ、おもむろに火口
周辺を一周。西側からは、えびの市や
小林盆地の眺めを満喫する。
火口の中は芒に覆われているが、食虫
植物のモウセンゴケなどが生息する貴重
な湿原だ。
山を下りるともう１５時を過ぎていた。
行きつけの霧島の温泉で疲れを流し
帰路についた。
極楽 極楽
甑岳 遠望
どの星も瞬いていた初キッス
昔を思い出した。
１０年振りに我が家の塗装にかかった。
足場を掛ける職人さんと打ち合わせをしていたら、狐の嫁入り（そばえ）が来て、
今年の誕生日が来れば、ついに７０歳となる私に、新年早々不愉快なハガキが届いた。
宮崎県公安委員会からの、「高齢者講習通知書」である。
道路交通法第１０１条の規定により、更新期間満了日における年齢が７０歳以上の者で免許の更新を受けようとする者は、最寄の自動車学校で５，８００円出して講習をうけなければならない、とあり、更に、免許証自主返納制度の紹介までしてある。
なんだか高齢者に冷たい制度のようで釈然としない。
それにしても、まだまだ先のことと思っていたが。
