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次女の卒業式での、最後のHR。

ひとりの男の子はずっと泣いていた。

聞けば、卒業式から号泣だったらしい・・・。

１分間スピーチの彼の順番がきたときも、号泣・・・・・・・。

やっと言えたのは、

『みんな、ありがとう・・・・・・・・・・。』

『先生、ありがとうございました・・・・・・・・・・・。』

『かあさん・・・・・・・・。３年間、なかなか起きない僕を起こしてくれて、ありがとうございました・・・・・・・。』

それだけだった。

たぶん、彼は普段はそんなキャラではないんだろう。

みんな爆笑していた。

私も、見ていて微笑ましく、男の子って可愛いな～と思っていた。

次女の卒業式のHRは長女のときと違い、よく言えば和気あいあい、悪く言えば、ぐだぐだで間延びしたHRだったけれど、（何と、このあとは、モノマネ大会が始まった・・・・・・(>_<)）まあ、それも個性かな～・・・。

帰ってきた次女。

『ママ、どうだった？』

『あなたの気持ちがわかった。女子、テンション高すぎ！

あれは、私もついていけないよ。』

『でしょ～！！！！！！！！

やっと、ママ、私の気持ちわかってくれた！！！

私がこの二年間、あの空気に合わせようと頑張ってきたことを！

ありがとう～！！！』

・・・いや、そんなに感謝されることではないけれど(^_^;)

ひとりひとりはとても話しやすいんだけれど、集団になるとハイテンションになって、次女は全く話についていけなかったらしい。

・・・ちょっと次女のクラスの女子は極端だけれど、やっぱり女子特有のあの感じ。

リーダー格の女子がいて、取り巻きがヨイショしている感じね。

次女はヨイショできるタイプではない・・・。

女子のグループはそのハイテンショングループと地味グループに分かれていたみたいで、次女はたぶんその中間あたり。

ハイテンショングループと地味グループな間をうまく行ったり来たりしていたらしい。

以前から聞いていたけれど、このHRで納得した(^_^;)

でも、それでもうまく付き合う事ができたんだから。

あなたは、成長したよ。

これからもっと、気の合わなひとと付き合うことになるかもしれないけれど、あなたなら大丈夫だよ(^-^)

ところで、号泣の男子生徒。

最近、両親が離婚して、名前が変わったらしい。

号泣の意味が少しだけわかった気がした。

友達や先生はきっと、キミに優しい対応をしてくれたのね。

お母さんの辛さもきっとわかっているのね。

彼は、就職を選んだらしい。

頑張れ～☆彡