2016年5月14日は、長野市議会の第3回議会報告会でした。
しかし…この日は、
長野県弁護士会が主催する憲法問題市民シンポジウムが開催されましたので、
「信州・生活者ネットワークながの」のメンバー6名で参加してきました。
議会報告会は、私たちの代理人である、西村裕子長野市議会議員にお任せしました。
長野市のホームページから報告書が閲覧できるほか、
初めての試みとして録画中継が行われたようですので、是非御覧ください。
⇒こちらをクリック
さて、ここからは憲法問題市民シンポジウムの話題です。
「安保法制」でどうなる?
私たちの暮らしと日本の行方
と、題し、基調講演として、柳澤協二氏・半田滋氏による基調講演のあと、
市民によるリレートーク・講師2名と弁護士によるパネルディスカッションが行われました。
講師のお2人のプロフィールは、長野県弁護士会のホームページで
ご確認下さい。
⇒こちらをクリック
柳澤協二さんは、
「安保法制で日本はどうなるのか」いま国民にとらわているもの
と題してお話下さいました。
半田滋さんは、
安保法が呼び込む自衛隊の軍隊化
と題してお話下さいました。
---------------------------------------------------------------------------
感想です。
安保法制では、自衛隊の派遣拡大、自衛隊の武器使用拡大、
米軍への支援内容の拡大、自衛隊員の罰則の海外適用
+集団的自衛権の解禁 が決まりました。
武器使用と武力行使の違いのお話を聞いた時は心底ゾッとしました。
戦闘行為とは国際紛争としての殺傷と破壊です。
国家の意志である武力行使は憲法9条で禁止されていますから、
現状では、武器使用となり、これは個人の意思となるそうです。
国の命令ではないので、「殺す」という行為が行われたら、
その政治責任は、自衛官個人のものとなります。
自衛隊が軍隊であれば、軍法によって個人は守られますが、
現状では個人は守られません。
さらに後方支援の自衛隊は、ジュネーブ条約が適用外となり、
守ってもらうことができなくなるそうです。
ひとたび、交戦となり身柄を拘束された場合、
他国の刑法で裁かれる事になるそうです。
じゃあ、軍隊になったらいいってこと??
ということではありません。
抑止力とは、より強い武力によって戦争の意志を抑圧することなので、
結果的により強い力を求める結果にしかなりません。
対立と緊張の中、かろうじて戦争のない状態を保っている平和と、
対立のない、力によらない平和、
市民はどちらの平和を望むのでしょう。
私は、殺し殺される事のない、そうなる可能性のない平和を望みます。
リレートークでは、「自由に自分の考えを言う事」「経済的徴兵制の心配があること」
「自分たちが主権者であるとの認識を持つこと」「生命の大切さを知ること」
等、熱い思いを語って下さいました。
一貫しているのは、自分には関係ない!と言っている場合ではなくて、
少しでも沢山の方が、考える場をもつ事が必要だと言う事でした。
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長野県弁護士会では、依頼すれば憲法出前講座を開催して下さいます。
私たちもお願いして大変参考になりましたよ。
皆さまも活用されてはいかがでしょう。
(報告者:信州生活者ネットワークながの 山岸綾子)
しかし…この日は、
長野県弁護士会が主催する憲法問題市民シンポジウムが開催されましたので、
「信州・生活者ネットワークながの」のメンバー6名で参加してきました。
議会報告会は、私たちの代理人である、西村裕子長野市議会議員にお任せしました。
長野市のホームページから報告書が閲覧できるほか、
初めての試みとして録画中継が行われたようですので、是非御覧ください。
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さて、ここからは憲法問題市民シンポジウムの話題です。
「安保法制」でどうなる?
私たちの暮らしと日本の行方
と、題し、基調講演として、柳澤協二氏・半田滋氏による基調講演のあと、
市民によるリレートーク・講師2名と弁護士によるパネルディスカッションが行われました。
講師のお2人のプロフィールは、長野県弁護士会のホームページで
ご確認下さい。
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柳澤協二さんは、
「安保法制で日本はどうなるのか」いま国民にとらわているもの
と題してお話下さいました。
半田滋さんは、
安保法が呼び込む自衛隊の軍隊化
と題してお話下さいました。
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感想です。
安保法制では、自衛隊の派遣拡大、自衛隊の武器使用拡大、
米軍への支援内容の拡大、自衛隊員の罰則の海外適用
+集団的自衛権の解禁 が決まりました。
武器使用と武力行使の違いのお話を聞いた時は心底ゾッとしました。
戦闘行為とは国際紛争としての殺傷と破壊です。
国家の意志である武力行使は憲法9条で禁止されていますから、
現状では、武器使用となり、これは個人の意思となるそうです。
国の命令ではないので、「殺す」という行為が行われたら、
その政治責任は、自衛官個人のものとなります。
自衛隊が軍隊であれば、軍法によって個人は守られますが、
現状では個人は守られません。
さらに後方支援の自衛隊は、ジュネーブ条約が適用外となり、
守ってもらうことができなくなるそうです。
ひとたび、交戦となり身柄を拘束された場合、
他国の刑法で裁かれる事になるそうです。
じゃあ、軍隊になったらいいってこと??
ということではありません。
抑止力とは、より強い武力によって戦争の意志を抑圧することなので、
結果的により強い力を求める結果にしかなりません。
対立と緊張の中、かろうじて戦争のない状態を保っている平和と、
対立のない、力によらない平和、
市民はどちらの平和を望むのでしょう。
私は、殺し殺される事のない、そうなる可能性のない平和を望みます。
リレートークでは、「自由に自分の考えを言う事」「経済的徴兵制の心配があること」
「自分たちが主権者であるとの認識を持つこと」「生命の大切さを知ること」
等、熱い思いを語って下さいました。
一貫しているのは、自分には関係ない!と言っている場合ではなくて、
少しでも沢山の方が、考える場をもつ事が必要だと言う事でした。
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長野県弁護士会では、依頼すれば憲法出前講座を開催して下さいます。
私たちもお願いして大変参考になりましたよ。
皆さまも活用されてはいかがでしょう。
(報告者:信州生活者ネットワークながの 山岸綾子)