昇天記 ~NAGISAの記録~ -2ページ目

昇天記 ~NAGISAの記録~

責められの快楽にはまったオトコのつれづれ

 やっぱりトシなのだろうかね・・・いや、トシとは関係ないか・・・

 

 いや、何かというとですね、アタクシ、オナクラで涙してしまったんですわ。

 でも別にMらしく殴ったり蹴られたりしたわけではございません。

 

 何て素敵な嬢と、素敵な時間が持てたんだ!と感動してしまって・・・

 

 あれ? もしかして・・・

 キッッモ!

 とか思われてる?

 

 でも自分でも驚いているんですよ。

 

 初めて入った人で、特別激しいプレイがあったというわけではないんですが、

見つめられていたら突然、いまこの状態がすごく嬉しい!っていう感情がわいてきたんですよ。

それで、その気持ちを嬢に伝えたいんだけど、どう伝えていいか全くわからなかったんです。

結構、エステでもオナクラでも嬢とは意識的に雑談したり、気持ちを正直に伝えるようにしているんです。

短い時間ですから、カッコつけずに正直に伝えたい!って思うんですな。

 

だから今回も、と思ったんだが言葉が出ない! 感情が先走って、もどかしくなって、でも嬉しい気持ちは

抑えきれなくて、一言「ゴメン、なんか嬉しくて」とだけしか言えずに涙がこぼれてしまったのです。

こういうエロい空間でヤバイなぁと思ったんですが、どうにも涙が止まらず「ごめんごめん」を繰り返すばかり。

 

ただ今回、嬉しかったのは嬢もそれを受け入れてくれたこと。

だからオナクラなのにプレイ時間の約3分の1は、ただハグしあってお話してたという(苦笑)。

でも楽しい時間だったなぁ。ホラ、エステって雑談とかあってコミュニケーションをとっていくじゃないですか。

でもオナクラって目的がそのものズバリだから、そういうのを持てたっていうのは良かった。

 

・・・まあやることはやったんだけどな!

 

まずは身体を温めてリラックスする必要があるとのことで、お風呂に入るように言われた。

 

身体を洗ったり湯にゆっくり浸かったり15分ほどリラックス。

 

バスローブを着て出て行くと、嬢はナース服に着替えており、ベッドに仰向けに寝るよう促される。

お尻を少し高めに設置するため、まくらを敷いてその上に腰を乗せた。

 

まずは毛を巻き込んでしまうとイケナイというので、お尻まわりの毛をカミソリで剃られる。うう・・・初めてだ(恥)。

 

そして、まずはア○ルをほぐさないといけない、ということで入り口からゆっくりとなでられ、やがて指が挿入されていった。この時はまだいわゆる快感はない。マッサージという感じだ。なかなか気持ちいい。この間、嬢は自分がなぜこの世界に入ったかの話を始めた。

 

最初は性感マッサージの仕事をしていたそうだ。そしてある日、風俗に勤めている人向けのア○ル責め講習会がある、ということを同僚から言われ参加したとのことだった。

当初は軽い気持ちだったそうだが、講師の説明を聞いて、実践に進んでいくうち、楽しさに目覚めたと・・・ア○ル自体が愛おしい、いじっていることが凄く楽しい、と嬉々として話す。

 

「ア○ルってね、マイナスイオンが出てるんだよ~ 癒やされるぅ~ とても楽しい」

 

ドアを開けて最初に見たときの表情とは正反対のにこやかさだ。何だかこの嬢が愛おしくなってきた。

 

そんな雑談&ほぐしが結構な時間続いた気がするが、やがて話に参加できなくなっていく。

「ほぐし」がキツくなってきたのだ。凄い肩こりの時にマッサージされると痛気持ちよさに「う゛う゛~」という呻き声が出てしまう時ってありますよね? まさにあれそのものです。

嬢曰く、運動をやっていたりすると、ほぐれるまでに時間がかかるんだって。

 

やがて・・・

 

いつしか、如意棒をしごかれているような快感とは全く別の感覚が襲い始めた。

それはいまだに言葉で説明がしきれないので大変もどかしいが、最初に嬢から説明されたように、本当に今まで体験したことない感覚なので、果たしてそれが「イク」ということなのかわからない、と・・・まさにその通りなのだ。

 

 しかし何だかわからないが声を止めることはできなかった。

 

最初はうめき声だ。

「うう・・・・ぐっぐっ・・・ぐっ・・! がっ・・!」

体はしびれて動かなくなっており、されるがままだ。

 

やがて、けっこう強めに中をかき回された。すると・・・

「あ、あ、あ、ああー! ああー! あん! あん!」

いわゆる「イク」感じではないのに、声を止めることができない。

 

「いいんですよ、もっと声出してください!」

「あー! あー! あ・・・はぁー!」

「そう! もっと!」

 

やがて指の動きが少しずつゆっくりとなった。練習は終わった。

「おつかれさまでした。私もいろいろ試したいことが結構できたんで良かったです。本当に今日はありがとうございました。」

 

と満足げな表情をうかべる嬢。

 

私は何だかわからず放心状態のままでうなずき、お礼を言っていた。射精感は微塵もなかったが、何だか満足した。

そしてあれだけかき回されていたにも関わらず、排便を催すような感覚は全くなかった。

不思議だ。これは回を重ねたらヤバいかもしれない・・・

 

この店、普通に入るとちょいとお高いがこの人なら考えてみようかな、と思っていた。

その後もツイッターやブログでは、相も変わらず探究心と好奇心と向上心がにじみ出る言葉が連なっていた。

 

しかし・・・・

ある日、この店のHPに驚きのお知らせが。

 

「○○○さん退店のお知らせ」

 

突然退店してしまったというのだ。数日後には、彼女のイベント開催されるにも関わらずだ。数日前には店長と一緒に食事をしている写真もブログにアップされていたのだ。

 

何より今までの言動からして、責任を放棄して出て行ってしまうような人には思えなかったので、よほどのことがあったとしか思えない。仕事なので、社会なので自身の思いだけで何かが続けられるとは限らないのはよくわかっているつもりではある。あの探究心と好奇心と向上心が逆に徒となってしまったのか? しかしとにかくあまりに急なことでボーゼンとしてしまうしかなかった。

 

その後、店長がブログに経緯を書く、と予告されていたが、結局、何度書いても暗い話にしかならないということで、その経緯は明らかにされぬまま終了、とあいなった。

 

それにしても、あのア○ルをかき回された感覚(まだ快感、という感覚には落ちていないのだが)は忘れられない・・・・

 

 

新宿に到着し、言われた通りに某エリアのホテル街の中から適当な場所を選びチェックイン。

あとはメールでホテル名と部屋番号を伝え、あとは待つばかり・・・・

 

 

ピンポーン

 

 

キターーーーーーーーーーーーー!!

 

ドアを開けると、心もち堅い表情の嬢が。最初は話し方もちょっと無愛想。

 

普通にお店を利用する場合にこれだったら「ハァ!?」となるが、今回は特殊。

 

やはり見知らぬ男と密室で二人きりというのはコワイし、緊張するわね。何回か同じようにモデルに対して施術しているんだろうけど、何度やってもそれは変わらないと思う。

 

最初はヒアリングタイム。まず性癖というか、性に関して全般的な考えや嗜好などを聞かれた。

そこでは一応、自分はドMではあるけど、私生活だったら、好きな人が気持ちよくなってくれるのは嬉しいから責めるのも好きだし、という話をまずした。

 

「男は責めるもの」という一方的な認識、前提があると楽しめないという思いがあったけれど、学生時代に代々木忠監督のAV『性感Xテクニックシリーズと出会い、南智子さんという性感エステティシャンが言葉と手技だけで男優を喘がせ、絶叫させ、失神させていたのを見て、何かひっかかっていたものがストンと落ちた、ということを伝えた。

 

次に、なぜモデル募集したのかということも改めて(一度、メールしてるからね)聞かれた。

先に話したような性に関する思いがあって、あなた(嬢)のブログを読んでいると、性への考え方と、仕事としての取り組みがとっても真摯に感じたので、そういう人にだったら自分の思いも真面目に受け止めてもらえるんじゃないかと思った、と伝えた。

 

一通り聞き終えると嬢は「ありがとうございます」とお辞儀して、「じゃあ簡単に今日お願いしたいことをお話ししますね」と説明を始めた。

 

まず「ドライ・オーガズム」と「メスイキ」の違いについて説明を受けた。

 

細かい部分は失念してしまったが、ざっくり言うと

 

ドライ・オーガズムは「射精と同じ快感はあるが射精はしない」

メスイキは「女性の快感と同じもので、今まで男性が経験してきた 快感=射精感 とは全く違うものである」

とのこと。だから最初は「これってイッてるの?」と戸惑うのだという。そう考えると非常に興味深い。

 

『性感Xテクニックシリーズはドライの方で、男魂快楽地獄責めオスガズム』シリーズで男性が狂ったように叫んでいるのはメスイキの方(が多い)らしい。

 どちらにせよ、身体に、気持ちに素直に従って叫べる、というのは素晴らしいことだ。

 

 さっそく身をゆだねよう。

 去年の6月のことだった・・・

 いつものように風俗嬢やセラピストさんの方々のブログやツイッターをサーフィンしておりましたところ、気になっていた女性のブログ記事に目が留まった。

 

「モデルの募集します」

 

 ん・・・? 技術開発のための実験台、ということは性感系で時折見かけたことはあるが、たいていホテル代+○万円でフィニッシュなし、みたいな上から目線的なものだけだった。

 まあ確かにあわよくばタダでフィニッシュしようとかいう下心ある奴らを排除しないとということで、そういう書き方になるのもわかる。同じ金払うんなら店行ってサービス受けろよ・・・というわけだ。

 

 ただ、よくよく読むとホテル料金だけでいいらしい。フィニッシュなしではあるが、ずっとブログを読んできて、ア○ルに対する真摯な姿勢ニヤリがみえていたので、おもいきってメールした。

 

 すると数日後・・・

 

「なぎさ様

 
こんばんは。
夜分遅くに失礼致します。
この度はモデル募集にご応募頂きまして
ありがとうございます。
○/○の12時からお願いできますでしょうか?」

 

うわーーーーー! メールきちゃったーーーーー!

 

 驚くやら嬉しいやら、(少し)不安やら・・・ただいろいろ質問すると、すぐに丁寧な返信が来た。

 

 こんな感じで

 

   ↓

 

「睡眠はしっかり取って

ゆっくり体を休めて下さい。
本日ですが飲酒はせずに
お願い致します。
明日ですが食事はお会いする
2時間前までに済ませておいて下さい。
射精も本日はお控え下さい。」
 
 そして忘年某月某日の土曜、11時(約束時間変更)に新宿のホテル街に私はいた・・・