3時間目を行ったのは先週の金曜日だったけど今更になって記録。


クライアントの表情や動きから多少情報を取り込めたというのは今回かなり大きな進歩だった。
恥ずかしながら、話し手の言葉だけで意図は読めると勝手に思っていたので表情を見る事さえ慣れなかった。そのためセッション中、終始クライアントの表情などに注意を向けるのはまだ不可能だった。だが、表情や動きを読む能力は元々人並みにあるので問題なく行えた。クライアントとの信頼関係を確立する為にはフィードバックは必須であるため、今後も頑張りたいね。





全ての気づきを「問い」として投げかけられたのも今回の良かった点だ。
前回は「〇〇なんですねえー」と発言する事が多く、僕の気づきをクライアントの気付きであるかのように演出する事ができなかった。しかし、今回は全ての気づきを「問い」に変換する事でクライアント自身が気づいたのだという実感を持たせる事ができた。
全ての気づきはクライアント側から発せられた情報によるものであり、あくまでそれを抽象化し理解しやすい言葉に変換したに過ぎない。
だから、その抽象的言葉もクライアントの所有物にした方がよい。
これをコーチ側が所有してしまうとクライアントはかなりスッキリしない気持ちになるからだ。





相手を信頼して説明が複雑になりうる問いであっても投げかけられたのも今回の良かったところだろう。
前回は信頼する事ができず投げ掛けない選択をしてばかりだった。だが相手がどんな人間であれまずは信頼することから始めなければ躍動的な会話は生まれない。



圧倒的に問題だってのが「選択をさせなかった」事である。正確には宿題を出し具体的にどんな行動を起こしていくかを決定せずに終わった。
今回の終着点は「問題だと思っている事が孕む多くのメリットにも目を向ける」というものだった。つまり認知的な問題への対処だ。
だが、セッション終盤に問題への対処法を検討し、「選択する」という重要な部分をスッポカシてしまった。



次回からは、更に傾聴のレベルを上げて、引き続き気づきをクライアントに譲渡し、相手を信頼したい。そして決して選択してもらう事を忘れないように..