最近、夫は社会復帰に向けて体力づくりに励んでいる。

っつっても、日中はちび太のおもりをしているため、

夜子供達とかあちゃんが寝室に入ってからそっと家を出て

小1時間ほど歩いたり走ったりしている。


今のところ来月から復帰の予定です。

応援してくださった皆様、夫はここまで回復しました!!(涙

ありがとうございましたあ!!




さて、そうなると夜寝かしつけるときは家に息子たちとかあちゃんだけに

なるのだけど、先日ちょっとした事件?が。



最近また夫が2階から「ぐあおおおおお!!」と雄たけびをあげては

息子たちを震え上がらせ、男前だったちび太も最近はへたれ2号に

なりつつあるんで、二人はもう狂ったように怖がって泣きわめくのだ。



やめんか!!(;°皿°)



それをなだめて寝かせるのは私なんだぞ。




そんな風にびびって大泣きした後の息子たちは超ナーバス。

いつものように絵本を読み終えてから部屋の明かりを

豆電球にして川の字(かなりいびつ)になって布団に横になると

普段はいやがるのに、その日はちび太が


「おぶ。おぶしゅるよ。おかーしゃん、はい、どーじょ」


と言って抱っこ紐をもって傍らに座り込んだの。

あ、「おぶ」っていうのは「おんぶ」のことです。


「えええ~?お布団にネンネしようよお。」


「やーら!!どーちゃんおぶよ!!こえ!こえよ!」


訳:やだ。どーちゃんはおんぶがいいの。これ(おんぶ紐)使ってよ。


あ、ちび太も自分のこと「どーちゃん」って言います。

子供には発音しにくい名前なのかなあ。



めんどくさいなあと思ったが、おんぶをせがむということは

かなり眠いということではないか?

だったら一人でも早く片付けたほうが結果的に

二人とも早く寝ることになるのかも。


そう思ったかあちゃんは、自分で紐を装着しようとして

やっぱり紐にからまってるちび太をほどいてやり、

おんぶ紐を装着して背負った。


すると、ムスコが

「だめー!!!!おかあさんはここ!!(ムスコの隣)

おんぶしちゃだめ!!」


「ちび太眠いみたいだからさ、すぐ寝ると思うからちょっと

まっててよ。おんなじ部屋にいるからいいでしょ」


「いやーーーー!!おんぶだめえ!!!!ぎゃああああ」


号泣。(((( ;°Д°))))


仕方ないのでちび太をおろそうとすると、今度はちび太が


「だめよ!!おくは、だめ!!おんぶ!がい!い!!」


訳:だめ!ぼくはいやだ!おんぶがいい!」


うちで誰も自分のことを「ぼく」といわないのに、最近のチビ太は

「おくも」「おくは」と、文章に主語をつける。


「おくはうれしーなー」


とか言っちゃったりする。



それはさておき、ちび太もおろすと泣く。

ちび太を背負うとムスコが泣く。

かあちゃんピンチ。(°Д°;≡°Д°;)


それもこれもあれもどれも夫が息子たちをびびらせるからだ。

(と思う)


どっちかが泣いてたらもう一方はうるさくて結局寝られない。

→かあちゃんが開放される時間がどんどん遅くなる。


そして夫はいない。(-_-メ



悩んだ挙句に、ムスコをとにかく黙らせることにした。

「ムスコが泣いてたらちび太が眠れないでしょ。静かにしてて。

お願い。ね。ちび太が寝たらおかあさんムスコ抱っこして寝て

あげるから。ちょっと泣くのストップしてよ。」


「いーやーだあああああ!!!!おかあさんとねんねするううう!」


「もう!!静かにしてくれないんだったら、おかあさん別のお部屋に

いっちゃうよ。」


「いやだああああ!!!わああああああごめんなさあああああい!!」


「じゃあ、ちょっと静かにしてまっててよ」


「いやだ!!おかあさんのおとなりがいい!!!!ぎゃああああ!」


(はじめにもどる)



一向に解決しないのでかあちゃんは強硬手段にでた。

かわいそうだが仕方ない。

ちび太を背負ったまま、2階(まっくら)に逃げた。

ムスコは暗い2階へは怖がって上ってこれない。


下で

「ぎゃあああああおがああざあああああん!!!おがあざあああん!!」


と半狂乱になってないているムスコ。

後ろ髪を引かれながらも、静かなところにいけばすぐにちび太は

落ちるに違いない。ゆるせムスコ。


そう思って2階でしばらく子守唄を歌ってチビ太をねかせようと

思ったんだけど、どうしてもムスコの泣き声が小さいながらも

2階まで聞こえてきて、ちび太もそれが気になる様子。


それでも眠気にさそわれてちび太の動きがとまり、もう少しで

陥落するかと思われたときに、突然1階のムスコの泣き声が

しなくなり、代わりにムスコの話し声が聞こえてきた。


夫が帰ってきたのかな。


耳を澄ますと、ムスコの声が聞こえた。


「・・・うん。うん。おかあさんがね、お2階にいっちゃったの。

ムスコ怖くていけないんだー。・・・どーちゃんがねんねするけど

ムスコが泣いてるからおかあさんおこっちゃったんだー・・・。

うん。ごめんね。うん。そう。

だってさあ、ムスコはさあ・・・・」


しかし夫の声は聞こえない。

おばあちゃんから電話でもきた?

でも電話は鳴らなかった。

ムスコからかけれるわけもない。

あまりうるさくてお隣さんとかが窓越しに話しかけてきたとか?

やばい。


まだちび太はしっかり寝ていなかったけど、心配になって

1階に下りてくると、足音をききつけてムスコが


「あああ!おかあさんだ!おかあさんだ!ごめんねおかあさん!」

と泣きながら駆け寄ってきて、かあちゃん罪悪感で胸がきゅーっとなる。


「ねえ、ムスコ。今誰とお話してたの?」


「えっとねえ、えっとねえ、



とけいさん



だれだって?( ̄_ ̄ i)



「とけいさんとね、ムスコお話してたんだー」


「・・・・どの時計さん?」


「えっとねえ、ねんねのおへやのーこのとけい」


寝室の時計は普通の丸い、アナログの時計です。

もちろんおしゃべり機能とかついてません。


「・・・・なんのおはなし?」


「えっとね、ムスコがえーんてないたからおかあさんが

いなくなったんだよ、っておはなししてたの」


「・・・・・ふーん・・・・そうか・・・」



それから寝室にもどり、ちび太をおろしたんだけど、やっぱり

熟睡できてなかったので簡単に目を覚まして、

こんどはこっちが


「ぎゃあああああああああ!!!!」


。(´д`lll)


寂しくて怖い思いをしてたムスコを抱きしめて寝てやりたいけど

今宵のちび太の泣き声も、尋常じゃないぐらい発狂モード。

ああ、そして夫はまだ帰らない・・・・。


チビ太を抱き起こして、


「よしよし。どうしたの?泣かないでいいよーねんねしようねー。」


となだめて、どうしたのかと何度か問いかけると、ちび太が泣きながら


「・・・・くも、こわい・・・・雲・・・・くわい・・・・・ぎゃあああああ!!!」



くも?


雲?


蜘蛛?


ちび太にはまだ「クモ」をとくに教えた覚えはない。(私は)


雲は、お外にでたときにムスコと


「今日はくもがいっぱいで、お日様がかくれてるね」


なんて会話をしたりするんで、雲という言葉はわかってるけど

それがこわいものだなんて話は一度もしたことない。


なんだかわかんないけど、ちび太が寝るまですわって抱っこして

ゆらしているあいだ、ムスコはすっかり機嫌をよくして

一人で歌なんか歌っちゃってる。

・・・・あんなに泣き喚いてたのに、立ち直りの早いやつだ。


やっと寝たかと思って布団に寝かせ、次にムスコを寝かせるために

頭をなでたりおなかをさすったりしてやってるうちにまたちび太が

突然

「ぎゃあああああああああああああ!!」


あわてて抱きかかえて「どうしたの」となだめると

なきじゃくりながら

「・・・・・くも・・・・くわい・・・くわああい・・・」


やっぱり 「くも」


ムスコもばっちり覚醒(もともとか?)して

「どーちゃんどうしたの?」


とか言ってるし。

途方にくれているところに、夫が帰宅してテレビをつけた

音がした。



テレビみとる場合かああああ!!!ヽ(`Д´)ノ


と、ドアをあけて


「ちょっと、おねがい!!きて!」


と夫を呼びつける。

二人とも今日はおかしくてちっとも寝ないし、尋常じゃないぐらい

泣き喚く旨を説明すると


「じゃあ、みんなでドライブにいくか」


結局夜中にパジャマでドライブすることに。

40分ほどドライブしてやっと二人とも就寝しました。



ああああああ・・・・つかれた。



それにしても

「くも」「とけいさん」


なにかあるんだろうか・・・・。


それ以来、あまりムスコをパニックに陥らせると

また「とけいさん」と話しだすかと思って

ちょっとびくびくするかちゃんです。