これはとある心霊動画といわれる映像である。
車載カメラで撮られた映像。
真昼間、ある外国の道路。
車を走らせていると前方にトラックが見える。トラックはやがて何かを避け、ぐにゃりと車体を曲げ始める。
と、トラック後方から人型が見え始める。
人間が立っている!
女性だ!
女性?は何事も無かったかのように道路をゆっくりと渡り終えると、ピタリと止まった。
しかしこの動画、よく見るとマユツバでもある。
トラックは路上に立っている人影を発見!その後、減速し、回避しているように見えるのだ。
だが、変な所もある。
普通、車を走らせていて路上に何かを発見すれば(30~40メートル先で)即座に減速し止るだろう。
もちろんこのトラックの運転手は車を走らせていて、視力が悪いだか眠たかったかあらゆる理由で、路上の人影に気づかず人影から10~20メートル地点で気づき一気に減速。止まりきれない事が分かって蛇行して回避、という流れだったのかもしれない。
これは幽霊ではなく、ただの人間なのだろうか。路上をフラフラ歩いていて撥ねられそうになったかわいそうな女性なのだろうか?
この動画を一時停止しながらゆっくりと確認すると、面白いことが分かる。
これがただ単に路上を歩く女性を蛇行回避したのならば、おかしい事もある。女性と車体との距離は20センチほど(ギリギリ)、ちなみに蛇行して回避した後、トラックの後部がぶれ、女性と接触しているも吹き飛ばされる様子も無く、一部同化しているように思える。
そしてトラックが止まったのは明らかに撥ねてしまったかも!という恐怖からだろうし、後部を走っていた車もまじかで見て変な構図(明らかに女性が当たっているように見えたから)少し車を走らせて止まったのだろう。
女性の歩き方も不気味だ。もしかして気でも触れているんだろうか?正常であれば走って道路外で出て行くものなのに。
決定的な証拠も無ければ、これが本物の心霊動画とは言えないが何か変で気持ちの悪い映像ではある。
そして例えばこれ↓
CGだと言えばそれまでだが、撮影者が幽霊を見た後外へ逃げ出している行為はリアルだ。あんな状況で実際に見知らぬ誰かを自宅で見たら、咄嗟に外へ逃げ出す事が人間の心理だからである。
私が今まで見てきて気になった心霊動画で、ホンモノだと思っている「演奏会の映像」がある(残念ながらアップされていなかった)。
日本の映像だが、演奏会をしていて最後に女性が一礼する際に真後ろに女が立っているものである。
状況から考えて明らかにそこに人がいることは無い。真後ろと言っても本当にくっつくように立っているのだから。それも確か笑みを浮かべているようだった。
演奏会の映像だから(大観衆のかつ演奏ホールでの=即席では出来ない公式のもの)観衆は気づいているはずだが、誰も気づいていなかった。
私は今まで数々の心霊動画を見てきたが(DVD、ネット、TVなど)全てCG丸出し、落胆するものばかりであった。
TVで公開されている99%は偽者である。そう、CG合成の類なのだ。
CGが溢れている昨今、本物が偽者かを見極めることは非常に困難だが、たった一つ私なりに本物と見極める方法があるとしたら以下だ。
その動画は.......
1.実際に裏づけが取れる古い動画であること(CGが全盛になる以前のもの)。
2.実際の霊は(映像として撮られる)霧がかったとか、霞んでいるとか、光り輝いているとか、青白く光っているとか、透けているとかそういったものは少ないと思う。
実際に写真やビデオとして撮られる霊は、さも実体があるように写るはずである。そう、明らかに誰かがいるはずなのに「そこにいる」のだ。
私の数少ない霊体験から言うと、肉眼で見える時は、霊は実体として見える。私は声や音としてのみ聞いたこともあるが(詳しくはこちら)、実際にこの目で見たときは「強盗」と間違えたくらいである(詳しくはこちら)。
それほどリアルで実体があったからなのだ。
例えば、秋田での児童殺傷事件。これは母親の犯行であったが、カメラクルーが容疑者宅で偶然撮影した画像には被害児童が写っていた。
これは被害児童の父親も公式に認めている。そして、画像分析の専門家も合成の可能性は無い、と認めているのだ。
この画像を見ても分かる通り、明らかにそこに人間がいるように「実体がある」のだ。
事件後には警察の捜査が入り、同住宅内には子供が入ることも出来なければ捜査関係者以外立ち入り禁止である。
という事は.......。
まだまだ心霊の世界、奥が深いようである。
秋田被害児童のご冥福をお祈り致します。合掌。
霊的怖さ。悪霊は恐ろしい。
犯罪的怖さ。人間も怖い。