Ling Muのアジア旅コレクションを展示する「Ling Museum」。旅で訪れた順番にアジア・中東から一か国ずつ、その国のポップスのCDとカセットテープの数々を展示します。

 

★第九回「韓国」

 訪問時期:1993年7月

 訪問地:ソウル、スウォン(水原)、パジュ(坡州)、テジョン(大田)、ヨンジュ(栄州)、ウルチン(蔚珍)、アンドン(安東)

 

左上:ターボ「V' R Turbo」

左中:キム・ジョンファン「For Love」…99年に二回目の韓国旅をした時、いろんな所で流れてた。曲を聴くだけで旅が蘇るよね。

左下:キム・ジャンフン「바보」…来生たかおの「Good Bye Day」のカバーがなかなかよかったので。

右上:ジュリエット「Juliet Since 1997」:たまたま衛星放送で見たKBS歌謡祭で賞を取ってて、ボーカルがかわいかったのでGET。

右中:ユーリ「Unus」…「となりのトトロ」や「Can you celebrate?」 の韓国語カバーあり。

右下:ジャン・ヘジン「Temptation」

 

左上:オムニバス「Our Nation 1」…何と、あるZineの懸賞で当たったもの。二つのパンクロックバンドのアルバム。

   収録アーティスト…クライング・ナット、イエロー・キッチン

左下:オムニバス「겨울연가(冬のソナタ)」…これと「チャングムの誓い」はよく見てたなー。

   収録アーティスト…キム・ワンソン、リュウ

右上:ソテジ・ワ・アイドル「발해를 꿈꾸며」:当時韓国全土で大流行。ヒップホップも、ロックも、アイドルも完璧にこなすマルチな才能を発揮した三人グループ。いろいろ兼ね備えてる所は今の韓流スターの原点かも。

右下:チョー・ヨンピル「Cho Yong Pil Best 1」…やっぱり大好きですよ。言葉わからなくても心にしみる。日本のテレビで初めて聴いたアジアの歌かも。

 

左上:シン・スンフン「Shin Seung Hun Vol.3」

左中:ヤン・スギョン「Yang Soo Kyung Vol.3」…実は80年代、日本のドラマの主題歌を歌ってレコード大賞に出た。日本人も聴きやすい歌謡曲調がいいね。

左下:Fin.K.L.「Blue Rain」

中上:S.E.S.「S.E.S. 2」

中中:ハン・ドンジュン「Cheoeum Bateun Neukkimeuro」…カザフスタンのポップスを聴いてたら、どこかで聞いた覚えのある曲。何とこのアルバムの曲がカザフ語でカバーされていた!

中下:T.T.Ma「My Baby」

右上:イ・パクサ「Assa Choha 2」…完全にふざけて買いました。コミックソング風なド演歌「ポンチャック」。夜間運転の眠気防止にかけられるらしく、サービスエリアでよくポンチャックのカセットが売られてました。ジャケに「ディスコ」と書いてあってもそれはポンチャック。

右中:S.O.S.「Cheoeum Neukkim Keudero」

右下:Deux(デュース)「Force Deux」

 

(Ling Muコメント)

・韓流好きの方には申し訳ありません。韓流のブームが始まって以降のCDは「冬ソナ」ぐらいです。僕は80~90年代の韓国ポップスが好き。正に大好きだった穴場のラーメン屋が、予約の取れないおしゃれな超有名店になっちゃったような、そんな気分で今の韓流を見ています。

 

・80~90年代でも流行の流れは速くて、大人気ともてはやされたアーティストの名前を韓国の知人に言うと、いつも「もう古い」と笑われるのが常でした。それは今も変わらなくて、きっとBTSなんてもう古いと笑われる日はもうすぐでしょう。なのでそこを追いかけることに意味は無く、どの時代のものでも自分が好きなものを聴けばいいよな、と思うのです。そういう意味では、今流行りの線のアーティストの曲も聴いてみたいな、とも思ったりします。これから好きになるかも知れないから。

 

・LPレコード、カセット、CDといった感じにアジア各国の音楽ソフトは時代によって完全に切り替わっていましたが、韓国のCD屋だけはレコードもカセットもCDも仲良く肩を並べていたのが印象的でした。今はどうなのかな。

 

次回はマレーシアを訪ねます。