Ling Muのアジア旅コレクションを展示する「Ling Museum」。旅で訪れた順番にアジア・中東から一か国ずつ、その国のポップスのCDとカセットテープの数々を展示します。

 

★第十五回「タイ」

 訪問時期:1996年2月

 訪問地:バンコク、ペッブリー、チャ・アム、アユタヤ

 

左上:タタ・ヤン「1,000,000 Copies Celebration」…タイ訪問時一番人気のあったアイドル。可愛くて現地でポスターまで買ったな。

左中:ロー・ソー「10 years Rock 1」…元々は「ロー・ソサエティ」という名のロックバンド。今はロー・ソーという略称で通っている。彼等の「Jai Sung Mah」という曲が好きで、タイ語カラオケで練習したこともあるとかないとか。

左下:カラバオ「Samakee Pratad Thai」…80年代からずっと熱い支持を受けているフォークロックバンド。タイ・フェスティバルに来日してサインをもらった。

右上:クリスティナー「Ruam Hit」…同じくタイ訪問時に人気のあったセクシーアイドル。ちなみにタイ人の血は入っていないらしい。

右中:ブア・チョンプー「Bright Side」…タイ語ながらも一番J-Popに近いサウンドで違和感無く聞ける。

右下:オレンジ・ユイ「Orange Yui」

 

左上:マイ「Kon Deaw Nai Hua Jai 02」

左中:ニコル「นิโคลพันธุ์ดุ」…彼女の大ファンである日本人の知人がCDを沢山持っていて、うち一部を押し付け、いや、勧められた。

左下:ブラック・ヘッド「Handmade」

右上:ネコ・ジャンプ「Neko Jump」…ASEAN系音楽イベントで各国アーティストと来日。ライブ見に行った時にサイン頂く。ステージの彼女達はアニメキャラのように可愛かった!

右中:オムニバス「Buzz Music 2nd」…タイの新人アイドルのオムニバス。

【収録アーティスト】ベイブ、Ko2K、シュガー'Nスパイス

 

左上:バード・トンチャイ「Koo Krum(メナムの残照)」…バードが日本人将校小堀大尉役として主演した映画のサウンドトラック。テーマ曲はタイ語版と日本語版が収録。

左中:エット・カラバオ「No Problem」…カリスマ的なフォークロックバンド「カラバオ」ボーカルのソロアルバム。

左下:ボイド「Seasons Change」…同じ曲がいくつかのバージョンで収録されたシングルアルバム。

上中:Y not 7「Y not 7」…タイの人気ロックバンド。

中中:ラウィワン「Somewhere in Time」…ジャケ買いしたが、全て欧米の有名曲を英語のままコピーしたもの。タイ色はゼロ。

下中:チャイナ・ドールズ「単眼皮女生」…中華系タイ人のデュオ。中国語で歌っているのに、曲調は完全にタイポップス。

右中:ジャカパン「Short」…タイ人の友人からもらった。なかなか良いバラードを歌うが、その後タイ演歌「ルークトゥン」の歌手に転身したらしい。

 

(Ling Muコメント)

・まだタイポップスの情報が少なかった80年代、日本に辛うじて伝わってきたのはタイ演歌「ルークトゥン」、カラバオに代表されるようなメッセージ色の強いフォークロック、たまにアイドルといった感じだったが、今は普通にロックやヒップホップも人気で、独特な声調のタイ語でも違和感の無い洗練されたポップスが主流。でもやっぱりバード・トンチャイのような従来型の明るいタイポップスが好き。

 

・タイ本国のみならず、タイ語がかなり通じる隣国ラオスや、カンボジアでもタイポップスは人気。これらの国のカセット・CD店の半分はタイのものだった。

 

・一時タイが好きな人達が横浜界隈で行う飲み会に顔出させてもらったことがあるが、関内の一郭にタイ語カラオケを楽しめる本場的なタイ料理店が林立するエリアがある。カラオケの映像に映し出されるタイ文字は読めないが、その下にローマ字の発音表記が出るのでそれを追ってトライしてみるも、中国語のピンイン同様英語とは違う読み方が多くて断念。

 

次回はラオスを訪ねます。