【演目】

小宮山せりな(浅草) 「ハーレイクイン」 7 in 東洋ショー

石原さゆみ(道頓堀) 「ハッピーエンド」 4結 in 晃生ショー

ゆきな(ロック座) 「NKM645」 6/12頭 in 東洋ショー

みおり舞(ロック座) 「青い鳥」 12中 in 東洋ショー

misaki(ロック座) 「いや/ほい」 12頭 in 東洋ショー

小宮山せりな(浅草) 「6周年作」 7 in 東洋ショー/8中 in DX東寺

ゆきな(ロック座) 「笑顔百景」 12頭 in 東洋ショー

かんな(川崎) 「KANNA BEAT」 10頭 in 東洋ショー

春野いちじく(TS) 「いちじく太郎」 9頭 in 晃生ショー

来夢(晃生) 「1周年作」 3頭 in 晃生ショー

羽音芽美(晃生) 「8周年作」 9中 in 晃生ショー

青山はるか(晃生) 「花之艶(宴)」 1中 in 晃生ショー

葵マコ(東寺) 「キチハイ」 9中 in 晃生ショー

虹歩(カジノ) 「赤い糸」 3中 in 晃生ショー

 

 

毎年のことながら、昨年一年間の演目ベストを振り返ってみる。踊り子の価値は客の記憶に残るステージを創り出せるかどうかで決まる。そして踊り子にはその使命がある。私の評価基準は間違いないと思っているが批判は甘受する。観られたうえで読者の方達の判断に委ね許しを乞いたい。自身の価値基準を振り返って頂ければ、それで良いのである。また現役の踊り子に限って言えば、今年もタイミングさえ合えばこれらの演目を観られることが可能である。さすがに年初の演目については記憶が薄らいでいく。しかしながら、良いステージというのは、忘れることなくいつまでも良き思い出ともに今後も踊り続けている。

 

これら優れた良演目に出会えた時、私は一挙手一投足を食い入る様に見つめ、舞台に立つ踊り子のみを浮かび上がらせた。良書に出会い、一心不乱に文字を追う時に似た感覚とも言え、このふわふわと宙に浮いたような高揚感は何ものにも変えられない。

 

一位はせりなちゃん。

「せりなちゃんが凄い演目を出しています。直ぐ観に行って下さい」と信頼出来る知人に言われ、見に行った。言われなくとも、行っていた筈であるが、その期待を裏切られることはなかった。幕が上がった時からの狂いっぷりが続く快作である。

 

関西の出演は2週であったが、諸般の事情で私はもう行かないと決めていた東寺のロック大会へと足を運んだ。東寺の強くもあり優しい照明を浴びるせりなちゃんは、やはり間違いなかった。初挑戦と言っていた周年作のエアリアルも言葉にならない程の素晴らしい出来栄えで、本人は「失敗した」と言っていたのだけれども、どこをどう観ても完璧ではないかと思える演目であった。

 

二位はさゆみちゃん。

可能な限り観て来たわけだが、晃生ラストで出した演目が良かった。これがてっきり引退作かと思っていたのだが違った。晃生ラストで別れる予定ではあったが「また会えるよね?」と言われ、「もちろんですよ」と思わず私は答えてしまった。短かったように思えるけれど、彼女の踊り子人生後半の何かが降りてきたような演目の数々は溜息ものであろう。さゆみちゃんの引退作については、観られなかったのが唯一の心残りではあるが、多くの客を魅了したことには間違いない。

 

三位はゆきなちゃん。

「観たことの無い踊り子だし、とりあえずステージ観てから判断しよう」と初見の踊り子については、肩の力を抜いて軽い気持ちで観る感覚である。東洋へ行き、そして驚いた。1曲目から走り回るその無邪気さと、しっかりとしたベッドショーに、まだデビューして間もないという、幾重にも重なった驚きが交錯する。圧倒的な運動量と、何よりも場内全体の一体感は今年ナンバー1であった。なんて楽しい演目なのだとつくづく思った。可能性しかない。ゆきなちゃんは今後どうなっていくのか楽しみである。

 

 

※演目名がわからぬものはそのイメージとした。

 

 

【オープンショー】

みおり舞(ロック座)

来夢(晃生)

青山はるか(晃生)

春野いちじく(TS)

小宮山せりな(浅草)

寿恋花(晃生)

 

ガッツリオープンする方が好きなのは、観劇当初から変わらない(笑)。みおり舞ちゃんは1度だけ浅草で観たことがあったが、ここまで凄いとは思わなかった。今後、東洋に出る度に行きそうな気がする。最近オープンショーでチップを渡す客が増えて来た。良い流れではあるのだけれども、人気踊り子の場合、自分のところに回ってこないこともある。曲を伸ばしてくれたらよいのではあるが、それは無理なのかな(笑)。

 

 

【踊り子編】 お会いした踊り子は104

12回 望月きらら

10回 青山ゆい

9回 青山はるか/石原さゆみ

 8回 上野綾/来夢/蘭あきら

 7回 榎本らん/大見はるか/神崎雪乃/JUN/虹歩/春野いちじく

 6回 荒木まい/ゆきな

 

以下省略

 

好むと好まざろうと、地元の小屋で観られる踊り子に寄れるのは、自然の成り行きであろう。

 

 

【劇場編】 6劇場で62

30回 東洋ショー

24回 晃生ショー

 3回 DX東寺/まさご座

 1回 大和ミュージック/シアター上野

 

よく劇場へ足を運んだ。香盤表を眺めていて、関東の行きたい香盤が数多あれど、さすがに私も生活者ゆえ許される身ではない。2連休は2度あった。その内1度は大和、帰りにまさご座へ寄った。上野は日帰りである。さすがに時間的な制約があり無理があった。

 

ポラの枚数はわからない。響いた演目のみ新人ベテラン問わず買うようになり、ポラ新規が増えたように思う。

 

ネタバレ注意と言われる昨今の流れから、冒頭文と本文の文量を同じレベルを目指してきたわけであるが、本文でもあまりステージについて触れることを許されぬブログに務めてきたのは承知の通りである。物書きは「文字を追うのは己だろう」と言えない。加えて月1本に満たぬブログ記事に、およそそれはレポ屋の体をなしていないと思うが、雰囲気ぐらいは掴め、劇場へ足を運ぶ一助になれたら幸いである。今年もその頻度は変わることは無いと思っている。

 

(敬称略)