水筒の水が飲み干されていたこと。
自ら服を脱いでいたこと。
千奈ちゃんのことを、思うと本当に本当に悔しくてたまりません。
親御さんの心中を察するにあまりあります。
言葉にならぬ悲しさ、悔しさ、憤りが込み上げてきます。心からの哀悼の意を表します。
一方、マニュアルや通達ではない具体的な機能整備による再発防止策や、危険を感じた時に子ども達にクラクションを鳴らすよう教えることも急務です。
車内確認をし、後部座席まで見た時にボタンを押さないとロックがかからないようにする、通学バスには必ず社内の様子が見えるカメラを搭載する、など。何がベストかわかりませんが、速やかに対応すべきです。
本来ならばあってはならないこと。
車内に園児が取り残されていないか、全員降りたのか、確認することは難しいことではありません。
しかしながら、続いてしまっているという事実に向き合わなくてはなりません。
そして、それぞれのご家庭でもできることがあります。例えば、子どもたちに危険を感じた時、車に取り残された時にはクラクションを鳴らし続けることを教える、などです。
窓をたたいても体力が低下する、もしくはケガをするだけです。
我が家の娘たちにも、万が一に備えて繰り返し言い聞かせたいと思います。
事故は、望んで起こるものではありません。
だからこそ、不条理に、無常に苦しむことでもあります。
でも、できるだけのことをして命を守りたい、守る術を教えたいと思います。