今日は、自民党本部にて「政治刷新本部」のいわゆる“平場”が開催されました。

先週は、本部長である総裁はじめ38人の役員による役員会が開かれ、議論の場が立ち上がりました。

平場は全ての党所属国会議員に案内があり、出席、発言が出来る場です。

 

13時からの開催で、本部長らの意向もあり出席議員がみな発言できるように、と3時間の予定で開催。

ちょうど最後の50人目の議員の発言が出たのが16時を回ったころ、想定通りの長丁場となりました。

総裁も幹事長も一度も退席されることなく、全員の発言を聞かれていらっしゃいました。

 

以下、私の個人的な考えですが報道などでも主な論点に

①政治資金規正法

②派閥の是非

があると思います。

 

政治とお金をめぐる問題、それにともない自民党のみならず政治に対する不信を招いていることに忸怩たる思いを持っています。

ましてやインボイス制度の導入など国民皆さんに負担や協力をお願いしているにも関わらず、また立法府として法律を作る側にもかかわらず、国民の皆さんの怒り、不信、落胆、、、本当に申し訳なく思う次第です。

 

政治とお金の透明化は必要であり、今後は法改正を含め実効性ある、具体的な議論を進めていかなくてはなりません。

 

一方、派閥の議論ですが、、、私は今回の問題は「派閥の是非」や「派閥の解消論」というのは筋違いだと考えます。

げんに、政治とカネの問題は、昨今を振り返っても集団や企業ではなく、政治家個人の事件が存在しています。そして、その政治家は無派閥の議員もいるわけで、無派閥だからクリーンというわけではありません。

無派閥だろうが派閥に所属していようが、法律は守るのが当然です。

 

しかしながら、今回の事案は特定の派閥、いわゆる清和会が組織的に行っていたことが指摘をされており、そのことについては捜査当局による立件、逮捕を問わず、清和会としてけじめを示す必要性はあるのではないでしょうか。

また、いわゆる派閥を原点たる「政策研究集団」として原点回帰させる、あり方の見直しは不断の努力と緊張感をもって取り組むべきと考えます。

例えば、派閥によるパーティはやめる、です。

あくまでも、その名の通り「政策」を切磋琢磨し、また同じ志で集まった仲間のネットワークを生かし、情報共有、多様な人材の育成や発掘、研鑽のための場として機能させるべきです。

私が所属する平成研究会では毎週木曜日に例会が開催され、国会報告や党報告、そして議員たちが持ち回り、自主的にそれぞれが取り組んでいる政策や制度について発表、共有する時間があります。時宜を得たテーマや制度について、専門的知識や議論の舞台裏と共に共有してもらえることは大変実りある機会です。

また、過去には若手議員による勉強会を開催し、そこで取りまとめた政策を、平成研のセミナーで出席者の皆さんを前に発表させえもらう場面をつくってもらいました。

 

「派閥を解消」といえばインパクトはあるかもしれませんが、そういう表層的な取り組みを行う局面ではないと考えます。

 

これからも、国民政党自民党を再生させるため、そして地域と共にある自民党が地域の活力となる!ということを、日々の政治活動で示していきたいと思います。

 

私も政治刷新本部38名の1人として、事務局次長として席を頂いております。

今後も積極的に議論に参加してまいります。